大井競馬の名物予想士、吉冨さんの「実走着差」理論の内容を余すところなく解説した書。
木下氏(『競馬最強の法則』でおなじみ)と似ているように感じる。
競馬において勝つには、こうした縦(馬の能力)と横(レースの優位)の比較を徹底させることが重要であるということだろう。
普段、大井競馬場で吉冨氏の予想を聴くことはあるが、具体的にどのようなレースの見方をしているのか気になっていた。
タイムではなく着差を把握することの重要性。
それは大井で実証されている。
私自身は、三連単というよりも、三連複の軸馬を選ぶにあたり参考になる書になると思う。
競馬で勝って、競馬を楽しむ。
そうした中で大いに役立つでしょう。