香港からトニー・レオン、イーキン・チェン、ケリー・チャン、セシリア・チャン、日本からは仲村トオル、阿部寛、遠藤久美子など、ずらりとスターを並べて贈る痛快アクション映画。香港のスタッフが撮影すると、同じ東京ロケでも日本映画とは違い、ここまでやれるのかといった、ド派手なアクション・シーンの数々が見もののひとつ。また全体のテイストが、どことなく80年代の大らかなドタバタ香港アクション映画をほうふつさせてくれるのも、当時のファンとしては懐かしくもうれしいところだ。(的田也寸志)