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大映特撮映画大全 大怪獣空想決戦 ガメラ対大魔神

価格: ¥55,744
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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大人向けにはちょっと程遠い ★★★☆☆
この本は読み応えはありますが、単に前半は著名人達の思い出や感想等を語っている部分と後半の大映の歴史を見る部分の半々です。
買った時は、面白そうですが、いざ読むと疲れます。
せめてなら、未公開秘蔵写真の本に仕上げていただければパーフェクトなんですが…。
安くて巧い逸品だ ★★★★★
最初に本書を書店で見付けたとき、今は亡き朝日ソノラマの『ファンタスティックコレクション』が復活したのかと思った。よくよく見たら版元は角川書店だったのだが、要するに『大魔神カノン』のブルーレイ発売を控えたパブリシティの一環らしい。
このボリュームなら、まぁお買い得だろう。しかも寄稿している顔触れが凄い。原口智生や樋口真嗣、切通理作辺りはお馴染みすぎて何ということもないが、筒井康隆に宮部みゆき、小野不由美、綾辻行人なんてビッグネームを並べられたら、流石に「Oh!!」と唸らざるを得ないね。やはりそこは、文芸大手の角川書店ならでは。
さて、大映特撮と云えば『大魔神』も勿論いいんだが、評者が最も好きだったのは『ガメラ対バルゴン』で、昭和ガメラシリーズで唯一子供が出てこないことで知られる。なので、本書の34頁に載っている「継承されなかった媚びないガメラ」という出渕裕の作品解説は我が意を得たりで、大変嬉しかった。但し、好みは人それぞれで、「子供の味方、ガメラ」が好きならそれも結構。とにかくスチールも記事も充実していて大変よく出来た本なので、ファンなら買って損はないぞ!!