あと、ファミコンやX68Kだとか多機種でも展開した、雰囲気の異なる
イースの移植物などについてもほとんど載っていませんので
マーク3版の鏡の間の敵全員アドルはバグだったのか仕様だったのか?など
あまりコアなファンの問いには答えてくれません。
そういう方は、そのあたり、あまり期待しない方が良いと思います。
道から外れたお遊びプレイ(リリアの薬渡さない)だとかについても
触れてなく、基本的に通常プレイの紹介攻略となっています。
自分的には、これからイースを知りたいという方に、お勧めしたい一冊です。
それだけでなく、数多くのイラストや広告は、歴代のファンには
懐かしくもあり、嬉しくもあり、また時代の変遷を感じさせてくれる
資料的価値も充分です。
また、ほとんどのシリーズのシナリオが、作中そのままの文章で
収録されており、小説というか脚本を読むことで、物語を堪能する
こともできます。
用語集も充実しており、本の分厚さと値段に見合うだけの価値を
充分に持った、ファン必携の一冊と言えるでしょう。
シリーズのファンなら★5つでも足りないくらいです。