もはや名人芸のようなピアノ
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遅まきながらアルバム「My Romance」で魅せられ、これだけCDをリリースしているのなら、国内盤としていずれはリリースしてほしいです。幼少時の頃からのピアノレッスンで腕を磨き、大学でもピアノと音楽教育を専攻し、若き日のアデールは、大学を卒業すると、セッションミュージシャンたちと演奏をともにしたというのですから、心底ピアノを弾くのが好きなんだという気持ちがあの音色になるのでしょう。
ほとんどがスタンダーというか聴くとあの曲だと分かるものが多くて楽しめました。「Foggy Day」のあまりの軽快なピアノには心まで楽しくなってきて、わたしの好きなジュディ・ガーランドが若い頃映画で歌った「But Not for Me」の感情移入して歌うジュディとは違い、この曲も軽快で、他の曲対してもいえることですが重くないんですね。ピアノを弾くのが本当に好きで、それも性格的に、楽しんで弾くのが好きなのだと思います。でないと、あの軽やかなでそれでいて親しみやすさを感じさせるタッチの説明がつきません。こちらの1曲ずつの解説をなさっているのは、宇田和弘氏です。
※グーグルで、「ビージー・アデール」「通販」で検索するとEMIミュージックジャパンのビージー・アデールの特別サイトにとべると思います。限定販売で、5枚組のセット(各枚数、20曲)の通販をやっています。わたしは買って大満足でしたが、難を言わせてもらえれば、CD収納ケースがプラスティックではなく、柔らかい紙製だったことでしょうか。