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金融と帝国―イギリス帝国経済史

価格: ¥3,456
カテゴリ: 単行本
ブランド: 名古屋大学出版会
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類書が少なく、簡潔にまとまってます。 ★★★★★
 三國陽夫著黒字亡国―対米黒字が日本経済を殺す (文春新書)で、19世紀末からの英領インドと英国間の金融関係についての記載があり、その詳細を知りたいと思い、色々書籍を探したのですが、なかなか見つからず、漸く辿りついたのが本書です(内容を確認できていないのですが、国際金本位制と大英帝国―1890‐1914年という書籍もあるようです)。
 英領インドといっても、200年にも及ぶ間には、その関係内容には様々に移り変わっており、英領インド全般の時代を扱った書籍は結構あっても、特定の時代の詳細を扱った書籍は少ないように思えます。

 本書は、下記2部構成となっています。

1.インド植民地経済史
2.イギリス帝国経済の構造

第一部は19世紀末から第一次世界大戦までの英領インドと英国間の金融とインドの輸出産業史の解説。第二部は、19世紀末から第二次世界大戦までの、南アフリカ、カナダ、インドと英国間の金融・貿易史の解説。

 残念ながら、本書の参照結果、「黒字亡国」の英領インドに関する記載は誤認に満ちていることが判明してしまったのですが、本書は取り扱う対象が狭いものの、有益な書籍だと思います。