第9の惑星はいつ見つかるでしょうかねぇ?
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『星・星座 (ニューワイド学研の図鑑)』です。
古代遺跡と星のかかわり、星や星座にまつわる世界各地の神話などから始まり、四季の星座と、それにかかわるギリシア神話、巻末には天体望遠鏡の使い方や作り方、全88星座のデータ、一等星や主な星のデータなども掲載されています。星座早見表も付録としてあります。
2006年11月に出た本ですので、最新情報として、2006年国際天文連合で惑星の基準が決められ冥王星は惑星から新たに決められたDwarf planetになるなど、保存用大型本としては情報が新しい部類です。
各ページには隅に豆知識も書かれているし、随所にコラムもあって、情報量もかなり多いです。
星座の星だけでなく星雲、惑星、彗星、流れ星、日食や月食など、全般的な天体観測のみどころも書いてあります。
全編にわたってカラーのイラストや写真が豊富で見やすいです。
字も大きく、漢字にはふりがなが付いています。
読者対象が小学生ということですが、大人であっても天文初心者の入門書として十分に役に立つでしょう。