ホワッツ・イット・オール・アバウト
価格: ¥2,680
パット・メセニー初の全曲カヴァー・アルバム
パットのギター・ソロ作品と言えば、2003年に発表された『ワン・クワイエット・ナイト』が思い出されるが、本作もソロ作品ながら、自身の長いキャリアの中で初となる全曲カヴァー・アルバム。バリトン・ギターがメインで使用されている点も注目の作品。
選曲に関しては、パットが作曲を始めるずっと昔から、また、初めて楽器を手にする前からレーダーに引っかかっていたナンバーで、当時のトップ40に入っていた12曲を厳選。「どんな方法で演奏したとしても、音楽という根本的な次元で、単純にヒップでかっこいいなにかを持っている」と語っているようにパットの音楽の原点といえる曲が並ぶ。中でも、オープニングを飾る42弦の「ピカソ」ギターで奏でる「サウンド・オブ・サイレンス」、ベンチャーズでお馴染みの「パイプライン」、パットにとって巨大な存在というビートルズの「アンド・アイ・ラヴ・ハー」が好きだが、どのナンバーも最高です! (加瀬正之)