彼のように生きたい
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誰が見ている見てないに関係なく、善良なことを成し遂げることは、簡単に見えて難しい感じがしてしまします。。
(恥ずかしながら私はそうです)誰かからの賞賛も求めず、ただ植た男エルゼアール・ブフィエの美しい生き方には、
多くの花をもたらし、人々の楽園になっている…そのように生きてみたい。
一人の男が為した奇蹟のやうな営み!?
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溢れて来る感動の思ひがある。一人の実直な人物の静かな勇氣によって荒廃したどうしようもない土地を蘇らせた感動の叙事詩である。人間の限りない可能性のロマンを教へてくれてゐる。
木を植えた男
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こうやって名もないけどみんなのために木を植えてきた人達がたくさんたくさんいる
大地に植えられた木が枯れないように
心に灯った光が消えないように
言葉よりも行動で
この地球が緑と笑顔で溢れるように
“自然と人間を見つめる眼差”を感じて・・・
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南フランス・プロヴァンス地方を舞台にしたお話。
戦争なんぞはどこ吹く風、知らぬ顔して木を植え続ける農夫。
いつしか、ほこりまみれの疾風が吹きつける不毛の地が、
甘い香りのそよ風がやわらかく包む幸いの地へと蘇える。
そこには、生気とやすらぎ、未来への夢と労働への意欲がみなぎっていた・・・。
お話の展開に沿って、描かれている絵も徐々に明るい豊かな色調へと変化していきます。
まさしく絵本の妙を感じることができます。
その中で、主人公に対する著者ジオノのこんなメッセ−ジが印象に残りました。
「戦争という、とほうもない破壊をもたらす人間が、
ほかの場所でこんなにも、神のみわざにもひとしい偉業をなしとげることができるとは。」
では、主人公エルゼア−ル・ブフィエ氏は、本当にいたのでしょうか?
その答えは、『木を植えた男を読む』(高畑勲/徳間書店)に委ねたいと思います。
ぜひこの絵本から、“自然と人間を見つめる眼差”を感じてみてください。
素敵な人、素敵な絵本
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素晴らしい絵本です。
荒地に立っていた一本の木は、たった一人で偉業を成し遂げます。
なんの見返りももとめない、ひとりの男の行いはたくさんの人々に平和をもたらせました。
質素な生活の中にも、その男の人の凛とした生き方を感じさせます。