マキノ自伝に並ぶ山田宏一さんと山根貞男さんの素晴らしい仕事です。 何度読み返しても飽きません。装丁も素晴らしくこの本がまるで映画館そのもののような魅力に溢れています。私の映画本オールタイムベスト1です。

映画、主に東映のプログラム・ピクチャーの
新聞広告のキャッチフレーズを中心に、
映画の面白さ、広告の面白さ、言葉の飛躍の面白さを
教えてくれる名著。

一番笑えたのは、鶴田浩二の映画と、梅宮辰夫の映画の
二本立ての真ん中に立っているブリッジコピー。

「男を泣かせる鶴田！
　女を泣かせる梅宮！」

上手い。と唸った。