自然・科学・人体・社会・暮らし・経済・時間と歴史を、とても具体的に見せてくれます。
この本は、子どもにも、大人にも、僕らの生きている世界を、幅広い視点から、時間と空間を超えて語りかけてくれます。

漢字にも「ふり仮名」があって読みやすく、親しみのある内容になっています。

ｐ32〜33「夜眠るのは？」とｐ36〜37「わたしたちの家」のアパートに住む人たちの絵は、僕のお気に入りのページです。

科学者や芸術家、地球と宇宙、遊びとスポーツについてなど、観察する・学ぶ・興味を持つ・考えることができる貴重な1冊です。

大人が読んでいる難しい本よりも、この児童書には、説得力があります。
この本に出あうと、きっと、世界観が大きく変わります。

僕自身が「社会を観る視野が狭くなった」と感じた時、この本を手にしています。

素敵な絵と詳しい解説、これは、どう考えても、僕の宝物です。

全ページカラーで細かく絵がかかれており、字の多い絵本という感じで、読んでいて飽きないです。
内容は「自然」、「社会で生きる」、「地球と人間」の３つのテーマにわかれています。たとえば「自然」では、原子からはじまって、動植物、人間の体、生命の誕生、気候、眠りなどのテーマが詳しく図解つきで説明されています。

「子どもが出あう・・・」という題名ですが、年齢によっていろいろな読み方ができると思います。小さい子供だったら絵を見ることでわかるだろうし、小学生の高学年くらいだったら難しい言葉も覚えていくと思います。