インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

吾輩は猫である (上) (少年少女日本文学館27)

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
カバーによれ・小スレ・小やぶれ有ります。中身は概ね良好な状態です。
挿絵とイラスト入りの注釈が親切! ★★★★☆
 さすが日本の誇る明治の文豪、夏目漱石の独創的な傑作だけあって現代にあっても新鮮さのある内容には驚嘆させられます! 明治の堅苦しい時代によくこれだけくだけた内容のものを発表したものです。 教養ある文化人・夏目漱石が自己を笑いつつ客観的に自分の生活をユーモラスに描いてゆく様は大したものです。

 名作は時代を超えて生きてこそ本物ですが、七輪・蹲(つくばい)・袋戸など高校生でも見たことのない物がイラスト入りで網羅されている注釈は読解に大変重要かつ重宝なものです。総ルビと解説があるので講談社のこの「少年少女日本文学館」は高く評価しています。対象年齢を中学生からにしているのなら文語体部分(83ページの・・・孔雀を捕獲致さざるべからずと存じ候。など)も口語訳を併記してもらわないと読めないでしょう(カバー後ろには、・・・小学校低学年から読めるようにしている。とありますが、意味が分からないでしょう!)。

 講談社は「相談窓口」のメールアドレスを設けていないようですが、書籍に校正は付きものですから門戸は開放すべきです。一例を挙げると、24ページの臭(くせ)くねえの、45ページの脊(せい)のすらりとした、97ページの退治(たいじ)られたところで・・・など、目に付きました。
大人が読むためにも良い ★★★★★
 このシリーズは現代仮名使いに改めただけであとは原文のまま総ふりがな付きです。しっかりした造本で乱暴な扱いにも耐え、大きな活字で老眼の私には助かります。岩波の全集版も持っていますが、こっちのほうがずっと便利です。いつもそこいらに置いておいて、子供がふと手にとって読むことを期待していたのですが、結局私が繰り返し読むことになってしまいました。こういう昔の人の文章を読み、そこに描かれた昔の生活の様子を子供たちに知ってもらいたかったのですが。

 吾輩は猫であるの作品的価値をここで云々する必要はないでしょうけど、落語を基調とした雰囲気の中で、時にはやけに改まった大げさな言葉を使ったりして知識人をからかっているところが大好きです。

 吾輩は猫であるに限らず、このシリーズはおすすめです。