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じろはったん (児童文庫)

価格: ¥7,681
カテゴリ: 単行本
ブランド: アリス館
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但馬の鐘つき堂の石段に、孫と一緒に腰をおろしているおばあさんの語り始めた、かつてこの村に住んでいた「じろはったん」と呼ばれていた知恵遅れの若者と村びとたちの戦争中の話です。以下は目次からの抜粋です (鐘つき堂) (絵本) (赤紙) (ワラ人形) (キテイさん) (石臼の音) (疎開の子) (おきみやげ) (木の葉の舟) (彼岸花) 以上です。
人生のバイブル。 ★★★★★
30年近く前、それまで本を読む事が嫌いな私が、読書好きになるきっかけを作ってくれた本です。夏休みの課題図書として初めはいやいや読んでいましたが、すぐ面白くなり何十度と繰り返し図書室で読んだ覚えがあります、ストーリーは今でも鮮明に覚えています、戦時中、登場人物はどこにでもいるような普通の人々、疎開で親と離れ、食料も物もない時代、しかし隣には友の顔があり、物はなくとも人の心の温かさが感じられた時代。現代に生きる老若男女が忘れてしまった人として必要な物がこの本の中にはあります、年代を問わず皆に読んでほしい本です。
真心の温かさ ★★★★★
著者が小学校教諭として赴任し、その後の人生を送った村での出来事を、じろはったんという知的障害を持つ青年を中心に描いている。

戦時中で物資の少ない時代に、村人たちは神戸から疎開してきた児童のために米の飯を食べさせてやろうと苦心したり、親と離れた心細さをまぎらわせてやろうとあれこれ心を砕く。じろはったんもまた、隣村の連中にいじめられた児童の仇討ちに行ったりと、彼なりに子どもたちをかわいがる。

戦死した友、新やんの帰りを待ちわび、一生懸命字の練習をして手紙を書くじろはったん。著者は天国の新やんに手紙を届ける方法を思いつく…。
純朴で心優しい彼と彼を取り巻くまわりの人々の温かさがなんともいえず心を打つ。