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おしろいとスカート

価格: ¥1,937
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新書館
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十二人の踊る姫君と対になる本 ★★★★★
ニールセンが好きでしたので、”おしろいとスカート”ってどんな物語だろう?思い買ってみました。ところが、、”おしろいとスカート”という題名の物語は一話もありませんでした。これは、妖精物語変遷史の中で、(おしろい:パウダー時代)という名づけられる一時期があり、また、(スカート:クリノリン時代)という一時期があったことから、その時代の物語、パウダー時代から4編、クリノリン時代から3編を、本書”おしろいとスカート”と、”十二人の踊る姫君”という二冊に分けて書かれたものです。
おしろいとスカート:ミニョン・ミネット(パウダー時代)
         :フェリシア 撫子の鉢(パウダー時代)
         :ジョンと幽霊(クリノリン時代)

十二人の踊る姫君 :十二人の踊る姫君(パウダー時代)
         :ロザニー姫と浮気な王子さま(パウダー時代)
         :笑わぬ男(クリノリン時代)
         :ロシア皇帝のすみれ(クリノリン時代)

となっています。尚二冊のクリノリン時代のものは妖精がでてきませんし、ラブストーリーはありませんが、非常に味のあるお話となっています。

まず、どちらを最初に読もうかお悩みの方はまずは、十二人の踊る姫君を先にお読みになると良いでしょう。おしろいとスカートの方が文章にひねりがあり、多少大人っぽい印象をもちました。
尚両方とも、新装版を買いましたが、このシリーズは旧版の方がカラー挿絵とともにモノクロ挿絵も入っているものが多いようです。