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高校数学+α:基礎と論理の物語

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 共立出版
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どこから読んでも面白いです ★★★★☆
高校数学の範囲に、テーラー展開、行列の対角化、微分方程式などプラスアルファを
くわえて、論理的に丁寧に解説した本です。
基礎的な定義から説明されるので、ゆっくりと読んでいくと、理解できる書き方です。
全550ページの大冊ですが、もちろん高校生に読める本です。

とくに文系の大学1年生に読んでもらいたいですね。
微分のほか、確率論の解説もあるので、経済学部、商学部の学生に、有益な中身にも
なっていますね。

当方、シニアのため、試験を受けるわけでもないので、本書を座右において、何かわから
ない時に、開いて参照するとか、任意のところを開いて、読み始めるとか、役立つ本です。
高校数学の最高峰 ★★★★★
この本は高校数学の参考書の中でまさしくトップである。
高校数学を可能な限り理論的に分解したところがとてもよい。
モノグラフシリーズのような理論的な側面とかなりの良問で固められな問題集とは違い、一冊丸々理論にまわしたのはかなりいいと思う。
理論面から言えばモノグラフシリーズより厳密である。
コストパフォーマンスはかなりよく、これだけ沢山の情報が入っていながら3000円もしないのは相当すごい。モノグラフシリーズは全巻あつめると10000円は軽く越えるがこれでも安いぐらいである。
数学が苦手だと思う人の中には数学の公式や計算の意味が分からなくて納得できない人が多いのではないかと思う。
僕もその一人であったがこの本にかなり救われ理系のそれも想像もしていなかった数学科に進学することになった。
文系や理系問わず学問として数学をものにしたい人は使うべきだと思う。数学に目覚める人もかなり出てくるのではないかと思う。
ただ、数学の真髄である厳密な理論体系が繰り広げられており、受験に関しても役立つが問題演習を別の何かで入れるといいと思う。最難関校(数学)の過去問や東京出版の新数学演習のようなハイレベルな問題集がお勧めであるが無理ならもっとレベルを落として構わない。
しかし、受験なら必ず演習をしなくてはいけない。
この本はかなり読みやすく作ってありスラスラ読める。

僕などは5日て読み終えたが、理解の早い人なら3日でも読み終える事が出来るぐらいスムーズに理論が流れている。

ファインマン物理よりは若干文章力は劣るがコンセプトが近いのでかなりいいと思う。

買って損はしない本である。
しかし、安易に理解せず流せば意味がないのでこの本を読むときは注意深く、ほころびがないように肝に命じてもらいたい。
利用法による。 ★★★☆☆
大学受験「後」に読むべき本で、普通の教科書を大学数学との橋渡しという視点から再構築した本、という印象。
しかし高校生や受験生にとってはどうかといえば、扱う範囲の広さから考えるとかなり不足した分量の為か実際に問題を解いたりするのに役に立つ知識を供給してくれるでもなく、はっとさせてくれるような新しい物の見方を示してくれるわけでもないので、少なくとも受験に関しては実用性はほぼない。
なので基本的には550Pという分量を苦にしない読書力の在る大学生以上の人間が、数学を題材とした読み物を欲した場合に購入するというのが無難だろう。