田部さんの参考書を読んだ後に、田部さんの「頻出」の問題集をすると、あまりできないと思う。何故なら入試問題の難しい問題が「頻出」で連発して出ているからだ。また問題数的にも頻出は少なめだと思う。そういう意味では、この問題集で自信をつけてから、「頻出」をすればいいと思う。また田部さんの参考書よりもややずれた視点で出題している部分がある。そういった意味でもこの問題集をもっていればいろんな角度から問題を出されても大丈夫だと思う
。あと、解答意外にも、「まとめ」みたいなのがあって語呂合わせで覚えやすくなっていたり、うまいこと完結して見やすくまとめているので、自分でノートなどを作らなくて良いようになっている。「基礎力判定」と書いているが、
馬鹿にしてはいけない。ちゃんと入試問題から出題してくれているので、とてもいい問題集だと思う。

センター試験レベルの内容をある程度マスターした人が、２次対策の基礎固めに使うといいと思います。
問題数は８４と精選されており、各問題は基礎レベルです。
つまり、基礎固めとしてまず最初にやるべきことがまとめられており、無駄がないわけです。
本書の全ての問題で９割以上正解できることが、基礎レベル習得の目安ではないかと思います。

逆にそうでない場合は、焦らずにまずはこのレベルを完全マスターすべきでしょう。
本書は、「問題編」、「解答編」、「要点まとめ編」の３部からなっています。
「要点まとめ編」は各問題と対応しており、マスターすべき内容が無駄なく整理されています。
田部式教科書（ⅠB、Ⅱ）には収録されていないゴロもあり、それだけでも有益です。

「解答編」の記述は簡潔ですが、要点まとめ編が問題の内容をきちんとカバーしているので問題ないと思います。