受験で使う理論化学の解法が満載。
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他のこの手の参考書は下手にわかりやすくするために初級程度の知識しか羅列していなかったり、イマイチわかりやすくなかったり、何かと不満の残るものばかりでした。しかし、この参考書は、受験会場で「思いつく」また「使いやすい」解法を厳選してあり、この本に書いてある解法で入試の80パーセントは賄えると思います。(東京大、京都大、東京工業大、早稲田大、慶応大などの最難関大学の新傾向問題は除く)1つの解法に頼らず、同じ問題系統に関して複数の解法を示し、好みは読者に任せるという柔軟な紙面づくり、これを読みながら数研出版の「重要問題集」を一通り仕上げ、化学を得点源としない人ならここまで、東京大、京都大、東京工業大といった最難関国公立大を受験する人は、さらに旺文社の「標準問題精講」をやれば化学で本番苦戦することはないでしょう。