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アメリカ文学史―駆動する物語の時空間

価格: ¥2,592
カテゴリ: 単行本
ブランド: 慶應義塾大学出版会
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新しいアメリカ文学史 ★★★★★
今までとは違う新感覚のアメリカ文学史である。アメリカ人とは移動する民族であり、
それと共に物語りもある。著者のロードナレィティブの分析はそれゆえ必要であるように
思った。
私が馬鹿なの? ★☆☆☆☆
巽先生の「ロード・ナラティヴ」という視点が、この本を読んでもピンときませんでした。前の方のレビューと同じく、何がいいたいのか、わからないところが多くありました。なんだか、先生の知識の羅列のようで、独りよがりな本になっている気がします。これを文学部のテクストにされるのはどうかと。私が馬鹿なだけですかね?
ロード・ナラティブが画期的なわけ ★☆☆☆☆
ロード・ナラティブという視点が画期的なわけは、それがあまりにも平凡なあらすじの羅列に陥りかねず避けられてきたことにあることに意が払われていない。また本書の内容は著者の他の作品とあまりにも似すぎ。特に第三章は「ニュー・アメリカニズム」そのまま。アメリカ文化全体に関する広範な知識を惜しげもなく盛り込んで行く様は時に圧巻であるが、いかんせん受け皿が大きすぎ方向性を見失う。12ページにある「ゴア元副大統領」云々の話は文自体がひどい悪文でわかりにくいが、アメリカではゴアがインターネットに関して大ぼらを吹いて嘲笑されたことをまったく知らないのか読者が知らないと思ってこのような書き方をしているのか。さらに第8章には思わず愕然。院生らによる2ページずつの「古典のあらすじ」はこれで業績を与えようというのなら、あまりにも悲しすぎる。本書に必要なのは古典の「粗筋」や年表ではなく詳細な注であるはずだ。これを避けたのはつまり以前の自著と同じになってしまうからで、映画の写真を貼っても新鮮味はない。要するに本書は意図的に自分の著作のレベルを下げたということになりはしないか。序文には多くのアメリカ文学者の名前が列挙されているがまったくどのような理由であげたのかまったく不明。もし先学の名を上げるならメルヴィル論は高山論文に依拠していることをせめて断るべきである。自分の学生や福沢諭吉の名を上げながら具体的な国内の先行論文の名を挙げないのは「文学史」としてもあまりに配慮を欠き、お粗末過ぎるのではないか。巽孝之にだけはこういう文学部教授になってほしくなかったと思うのは私だけではないはずだ。
参考書にも最適 ★★★★★
まえがきにもあるように、同じ著者による『アメリカ文学史のキーワード』
のパワーアップ版といった感じだ。ただ、前作は新書版であるため、こちらの
本のほうが大きく読みやすい。
アメリカ文学史上重要な事件や用語、作品、人名をたっぷり盛り込みつつ、
(勉強のためでなくても)ごく普通に読書できるようにアメリカ文学の流れが
書かれている。

巻末の「アメリカ文学の正典を読む」では重要な作品が院生などの手によって
解説されているので、どんな本なのかざっと学べて便利。年表もついている。
著者の必修科目を履修している学生にとってはマストアイテムだろう。