一次試験前の実質18日間を本書の読み込みに費やして合格しました。期間的にも時間的にも余裕がなかったので、本書の読み込みを平日で40分から1時間、休日でも2〜3時間程度しかできませんでしたが、最重要・重要単語、熟語、構文の分野は3〜4回読み直したので、最終的にほぼ理解できたと思います。「読み込み」って何やったんだ？と思う方に。私はタオル片手に風呂場で声を出して単語、熟語、長文を読みました。一日ごとに適度な分量が用意されています。読む際には必ず前日の内容も再読したので、記憶の定着に有効だったと思います。「再読」も回数を重ねるごとに時間がかからなくなり、自身の理解が次第に深まっていくのを実感しました。風呂が長いので家族からは不評でしたが、声だしと再読が一次短期間合格の決め手だったと思います。本書で扱う内容は、他の本と比べて少ないように思われますが、時間の無い身にとっては必要十分であったと思うし、何より一冊をやり遂げた達成感が得られました。評価を４としているのは、日程の都合が合わず二次試験を受験できなかったために、本当の結果は来年に持ち越されてしまったことに拠ります。是非とも来年に二次も合格としたいですが、これを機会に準１級とダブル受験をしてみようとも思っています。またこのシリーズで準備しようっと。

その後、2009年度第3回一次免除で受験。二次試験も無事合格できました。会場の試験官とのやり取りや場の雰囲気を知るために、二次試験対策として他社の面接対策用教材を購入しました。専用本なので当然詳しく記載されていましたが、本書も合格ラインから模範解答まで面接時の回答例とその説明を載せるという同じ構成でしたので、やはり一冊の本としてかなりの出来だと思いました。とにかく一次突破が無ければ始まらないので、その意味でも本書は私にとても合っていた良書であったと思います。評価５とさせていただきます。

ようやく、このシリーズの２級が発売されました。
この本は試験の出題形式に合わせてポイントを押さえてあります。
これをこなせば１次は大丈夫だと思いますが、不安の残る方は語彙とリスニングを補えば余裕でしょう。
また、２次試験が初めての方には２次面接の要領も押さえてあり大変参考になります。

駿台予備校講師の執筆だけに、大学受験参考書的な解説・解法が随所に見られ、特に高校生・浪人生は使いやすいかもしれない。
英検対策書に予備校的方法論を導入した画期的な本であり、またそこが類書との決定的な違い。