とにかく子ども達が喜びます。
★★★★★
楽器ができなくても、音譜が読めなくても音楽を楽しめる事を実感しました。子どもたちが、生き生きと「居場所」と「所属感」を抱きながら活動できるのですね。体を使って楽しく活動する中で、音楽的な要素を身につけると共に、ソーシャルスキルのような部分も育てていける点が最大の魅力だと感じました。音楽教育の研究団体の中では技術を最重視する傾向が強いように感じます。歌えない子、歌いたくない子の気もちよりも技術の向上、学術の向上を共に出す指導に追従する先生方も多いように思います。音楽の楽しさは、技術のみではない、一人だけではなくみんなと活動できるよろこびをもっともっとたくさんの子どもたちに味わってほしいと強く思います。
教材の中には、子ども一人一人を大切にしたいという強く熱い思いがあふれていました。もちろん「上手に」というのも大切だとは思います。
声や楽器の音がなくても楽しい音楽ができることが実感でき、大人でも楽しめました。自分の体ひとつで集中して取り組めるところ、みんなで揃った時の気分のよさ、終わった時の達成感が、すばらしいですね。