旅の楽しさが10倍になる「カタコト会話」
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ここ数年、海外旅行の前に、必ずこのシリーズの本を購入しています。
大抵の国なら、通常の会話レベルなら英語で用が足りますし、もっと言えば、ジェスチャーと身振り手振りでも何とかなるものですが、
この本の存在を知ってから、旅の楽しみ方が変わりました。
情報量が多いこの本を、丸暗記して会話をこなすのは大変です。
また、本の使い方の中で薦められているように、その都度ページを開いて指差しながら会話をするのも、
会話の流れが中断されてしまい、毎回だとわずらわしく感じるかもしれません。
けれど、毎晩ホテルで、明日一日の行動プランを立て、その中で「こんな会話をしてみたい」「こんな会話をしそうだ」と思うことを
幾つかあげ、それらのフレーズや単語を覚えるだけでも、十二分に楽しめます。
今回の旅行はクリスマスシーズンだったので、買い物をしたお店のレジの方に御礼と共に、
「メリークリスマス」とドイツ語で添えていましたが、それだけで、本当に素敵な笑顔に出会うことができました。
軽くて持ち運びやすいので、散策途中のカフェなどで、ちょくちょく見るのにも役立ちます。
レストランのウェイターさんのノリがよければ、「こんな本があるよ」と見せてみるのも、盛り上がって面白いものです。
現地で暮らしている(いた)著者の方が、生の現地事情を愛情をこめて語る、コラムページも面白いです。
オーストリアが楽しくなる!
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このシリーズは何カ国分か持っているのですが、個人的にはこの「オーストリア」編が一番お気に入りです。
イラストが豊富でポップでおしゃれ、紙面構成も見やすくてつい手に取って眺めてしまう一冊です。
食事の項目など、食べ物・多種のコーヒー・お菓子のイラストが本当においしそう・・・。食文化も目玉であるオーストリアの本として、ここは大事なところです。
どこのお店にもたいてい置いているメニューがたくさん載っていますから、何を頼もうか現地に行く前からこの本を見てあれこれ考えるのも楽しいですよ。
実際にオーストリアへ一人旅をした時に持っていきましたが、実用性もバッチリです。タクシーで、レストランで、現地の人とのちょっとしたやりとりで、実際に十分ありうるシチュエーションを想定した言葉が掲載されているので、こんな時なんて言えばいいかな?と思った時に必要な言葉がちゃんと用意されていて心強かったです。
感想を表す言葉や、気持ちを表現するためのひとことがたくさん紹介されているのもいいですね。
旅行に必要な言葉を羅列するだけでなく、現地の人とコミュニケーションできることを願ってこの本が作られているのがよくわかります。
オーストリアはドイツ語圏ですが、標準ドイツ語とは違う方言も多くあるのでご旅行の際は「オーストリアの言葉」を少しでも覚えておいたほうがベターです。ウィーン等都会は英語が十分に通じますが、訪問するならせっかくですし・・・。
また、実際に行かれなくてもこの本を眺めているだけでオーストリアの文化を身近に学べる、そんな楽しみ方も十分にできる本です。
実用性+眺める楽しみ+遊び心。これはよく出来た一冊だと思います。
オーストリアを知りたい人に!
★★★★☆
ドイツ語の旅行会話を知りたい人、オーストリアを知りたい人にオススメの本です。オーストリアの観光名所、文化、国民性、料理、お酒が載っているので、旅行に行く人にもオススメです。まだ私が旅行で使ったことがないので星4つです。