充実したコラムを読むと、モノの数え方というものが、それぞれのものの作られた歴史や、扱われてきた状態・状況などを反映していることが判ります。
例えば魚の数え方は、生きている状態では「匹」、水揚げされると「尾」、商品になったらその形状から「本」や「枚」になる等。
今は数え方が画一化して、どれでも一個や一つで済まされるようになっているとのこと。
それはそれで面倒なことは無くなり便利なのですが、一方でモノに対しての愛着や愛情が失われて行くような気もしました。なんだか、今の経済のグローバリゼーションと同じような…。
子供達にも、この豊かな文化の側面として、日本人はこのように数えていたことを伝えていきたいと思います。
そんなことを考えさせる1冊でした。