エスペラントの創始者ザメンホフの心が伝わる
★★★★☆
序文(エスペラント)、16個の規則からなる文法(フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語、ポーランド語)、エスペラントで書かれた42の課題と新出単語の解説(上記と同じ五ヶ国語)、辞書(説明は同じ五ヶ国語)の4つの部分から構成され、全体で180ページです。序文の日付は1905年です。この書物は復刻版ですが、印字がかすれて読みにくい個所はありませんでした。最近では英語が国際語として幅を利かせているので、エスペラントの影が薄くなっていますが、すべての人にとっての外国語を国際語とするという考え方は正しいと思います。この書物の序文は、エスペラントの創始者であるザメンホフの意欲が強いメッセージとして書かれており、とても感動的です。エスペラントを読めない人でも、たとえば、英語で書かれた文法のセクション(5ページ)を読めば、エスペラント文法の簡潔さがわかります。