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聴いて,話すための-ドイツ語基本単語2000 (<テキスト>)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 語研
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意外に使える単語集   惜しい音声教材 ★★★★☆
1991年初版のロングセラー。先にカセットを入手したので、本体を買い足した。

[本体]
平々凡々な最初の印象と違い、毎日の通勤バスや仕事の外出先の待ち時間など細切れの時間で単語チェックしたら、この単語集は意外と使えるとわかった。さすがはロングセラーだけある。
収録単語の多くは名詞で場面別編集。見開きの左ページに21個の単語があり、カナの読み(アクセント太字)と、意味(大抵1つだけ)をチェックできるようになっている。右が復習ページで空欄を埋めるようになっている。これは記憶定着にかなり役に立つ。この単語集の想定ユーザーは恐らく初〜中級者(独検3級−準1級レベル)の人であろうが、ボリュームも語彙もちょうどいいと感じる。 特殊な語彙を、この種の基本単語集に入れる必要は無いからである。 1ページ5分でチェックできる。全部覚える必要は勿論ない。何が必要かは少し勉強していれば自分でわかる。 書物というより使い切る道具と心得て鉛筆でどんどん書き込みをし、暗記が必要な単語を抽出して自分でカード化するとよさそう。

欠点もある。名詞の性は訳語の前に男・女・中が囲み文字でつくが、これは独単語の先にder,die,dasをつけて欲しい。Zugを例にとると、訳語の「男・電車」から視線を左に戻し、der Zugと読み替えなくてはならない(p.158)。
総じて本体(本書)の出来は80点。

[音声教材]
カセットも、定冠詞抜きで名詞を読み上げているのが、定冠詞付の他社音声教材と比べると実用性でかなり劣る。定冠詞付の音声教材を何十回も聴いていると、自然にder Zugなどと覚えてしまうものだ。

現在は別売のままCD化されている。内容がカセット時代と変わったのか確認していないので、カセットのことを書く。著者自身の読み上げは気持ちのいい声質(外国語音声教材は、これが決定的)である。 日本語朗読者の女声の録音レベルが相対的に大きすぎる(どの会社の教材も、その傾向あり)が、何とか許容範囲ではある。 小さな欠点の2番目は、ドイツ単語−訳語の順が接近しすぎて次の単語と前後が分からなくなる。 これも多くの他社CDの欠点と共通。 理想は、ドイツ単語早め−遅め−日本語、絶妙の間をおいて次の単語に入るのがいい。 なおかつ、ドイツ語の早め・遅めを別人(男女)が読み上げると、なお良い。 そのような音声教材も、単語集ではないが市販されている。 編集者の語学・音楽的センスが製品の品質を決めるのに決定的に重要なのだ。
カセットの出来は60点(定冠詞問題がなければ80点)。
平凡だけど、まぁ使える ★★★★☆
ドイツ語単語を「法律と裁判」「サービスをたのむ」などの状況別にリスト化されている。
きわめて平凡な構成だが、基本的な2000語を集めている。
要は覚えればいいのであって、そのための道具として使うには十分であろう。
始めに、文法の基礎事項をまとめられている。