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もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら (クロスカルチャーライブラリー)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: スリーエーネットワーク
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語学教育関係者全てに読んでほしい本 ★★★★★
良書に巡り合えたことが嬉しくなるような本です。

日本語教師に限らず、語学を教える立場の人、全てに読んでほしい本です。どんな語学教育にも共通する経験、知識、ノウハウが詰まっています。これほど具体的に、「言葉を教える」ことについて、その姿勢まで教授している本は無いと思うからです。これからデビューする人には灯台の光となり、すでに教育に携わっている人には反省材料となります。

私自身も別の言語の教師ですが、個人的には、自分が学んだ言語を人に教えるのと、自分の母語を人に教えることの違いや共通点を、さまざまな角度から見ることができ、非常に興味深く最後まで一気に読みました。

何よりすごいのは、ドキュメント風で、お勉強感覚なしに楽しく読めることです。そして具体例の後に小出しにされる解説、理論、ノウハウ、が実に効果的です。また、寝っ転がって読んでいるうちに、むっくり起き上がってきっちり読む態勢にいつの間にかさせられます。この筆運びも巧みです。

終盤の著者の「熱い思い」(他のレヴュアーのお言葉をお借りすれば)も、貴重です。確固たる理念なしに、良い仕事は生まれません。

私はまだこの本の続編を読んでいないので、この先、この著者がどう進化するのかも楽しみです。続編も是非、読みます!

面白くてためになる本 ★★★★★
この本は、「外国人に日本語を教える」際に、何が必要となり、何に気をつければいいのかを、読ませる内容でわかりやすく教えてくれる。前半では、「いきなり先生」となった3人のケースが語られるが、小説を読むようにすらすらと読むことができる。その後、3人の良い点、悪い点が説明されるので、自然と日本語教育についての理解が深まることになる。また、挿絵も楽しく、まとまりのある本だと思う。
著者のスピリットの若々しさと誠実さのようなものが印象に残る良書 ★★★★★

 外国人に対する日本語教育に何らかの関心をもっている人を対象に、「日本語を教える」とはどういうことなのかを易しく解説した、読み物風の1冊。

 何と言うか、熱い本。「日本語教育」という世界を見つめる著者のまなざしの熱さが伝わってくるように感じた。

 前半と後半でやや雰囲気が異なる。前半の第一章・第二章では、日本語を教えた経験のない3人の登場人物が、それぞれ自力で授業の準備をし、90分の個人授業を終えるまでを紙上中継しながら、「そもそも外国語としての日本語を教えるとはどういうことか」「言語としての日本語の特徴が教え方にどうあらわれるか」「教えるにあたって何を考慮しなければならないのか」等を明らかにしていく。「外国人に日本語を教える」ということは要するに何をすることなのか、非常に明確なイメージがつかめると思う。また、既に日本語を教えている人にとっても、授業を改善するためのヒントがギッシリ詰まっていると思う。

 第三章は、言わば「理論編」。3人の奮闘振りを見直し、論点を整理する。また、教授法等についても簡単にだが触れられている。最後の第四章では、「職業としての日本語教師」について述べられている。この部分が思いのほか熱かった。

 私自身は日本語教育にそれほど興味をもっていない者だが、それでも充分面白く読んだ。特に前半の二章は小説仕立てで、読み物としても面白く一気に読んでしまった。1冊の本として考えても、著者のスピリットの若々しさと誠実さのようなものが印象に残る、良書だと思う。
外国人に日本語を教えるケーススタディがリアル! ★★★★★
いきなり自分の家の隣の外国人に「日本語を教えて欲しい」といわれたら・・・。日本語を教えることに少し興味があるけど、実際に教えるとなると何が必要なんだろう?と迷ったら・・・。本書は日本人が外国人に日本語を教えるノウハウのそんな「はじめの一歩」に応えてくれる、分かりやすくて臨場感溢れる良著。前半は外国人に日本語を教える3名のケーススタディが書いてあり、リアル。ノウハウ本ということにとどまらず、後半は語学の習得方法の歴史や、日本語を教えるときに役立つ書籍など、詳しく書いてあるのは、東京外国語大学で認知言語学を教える著者の本分からであろう。日本語を教えるということに普段興味がない人でも、楽しみながら読める内容だ。
日本語に興味のある人に必読の書 ★★★★★
日本語を基礎から外国人に教える3つのケースを想定したシミュレーション形式で、読者もその場にいるような感覚を味わえる。外国語としての日本語の教え方のポイントを着実に押さえながら、普段気づかない日本語の特徴なども教えられ、ユーモア満載で楽しく読める。さらに、外国人との交流を通して日本人の忘れていた心にも気づかせてくれるなど異文化コミュニケーション論としても面白い読み物となっている。これから日本語を教えてみようかなと思っている人、将来日本語を教える機会がありそうな人だけでなく、外国人とのコミュニケーションに興味のある全ての人におすすめの本。