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関西弁講義 (講談社選書メチエ)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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冗談なのか ★☆☆☆☆
下手な冗談なのか本気なのか「標準語での母音の無声化は不合理」「十分は『じゅっぷん』が正しい」「『いついつ』『だれだれ』は関西弁では疑問詞の複数形」などと書いていたり、参考文献に2ちゃんねるが挙げられているのには正直がっかりした。
アクセントに関しては沢山書いてあるが、明らかな誤記が多い。関西弁訳や標準語訳が不自然な点が少なからずある。その他、出す必要もない中国語のピンインを間違っているなど、間違いを挙げればきりがない。
更に危険なのは、「関西人なら〜と感じる」「〜という関西弁はおかしい」「大阪では〜、京都では〜、神戸では〜」など非常に幼稚な考えが「大学の助教授の言葉」として書かれている点である。
関西弁について包括的な概説書を初めて書いたと言う点で評価されているが、それが誤謬だらけ、語弊だらけではどうしようもない。
北海道の大学で音声学を勉強しているかのよう ★★★★★
筆者は、北海道の某大学の先生。
出所は京都。
関西弁と称しながらも、もっぱら京言葉について、特にアクセントや音声面で弁を奮っている。
これは、関西弁=大阪弁と結びつけられやすいので誤解があるが、京阪式、といえば問題ないだろう。
言語学、音声学、方言学を学んでいる大学生以上におすすめの一冊。(^ヮ^)
自分も関西弁を体験しまへんか? ★★★★★
 僕は関西弁を話す関西人どす。
 僕の印象的な関西弁体験は、大学生時代に友人から「学問をする時は、標準語を話すべきだ。」と「関西人の学生は英語も関西弁なまりだ。」と指摘されたことと外国で日本語を話すことがでける方に「コメディアンなのですか。」と尋ねられたことであり、疑問に感じたもんやった。
 しかし、この書を読んで「関西弁」を客観的に理解でけた。
 北海道大学で「外国語としての関西弁」を講議する著者が、アクセント・イントネーションや文法、ボキャブラリーを解説してはる。こう書くとややこしそう思わはるんやけれど、「阪神タイガース」、「たこ焼き」等の単語を例題に使うてはるから、親しみやすい内容になってるんどす。
 えらく笑わせてもろたんが、関西人が「標準語」と誤解しとる関西弁やった。なかでも、「カッター・シャツ」、「押しピン」にはびっくりしてもうた。
 関西弁の広辞苑ともいうべき、牧村史陽編『大阪ことば事典』も揃えはると、自分(=貴方)も関西弁が話せるようになりまっせ!

 ところで、「あれちゃうちゃうちゃう?」

すべては誤解を払拭することから始まる ★★★★★
 一、関西人は、よその土地に行っても関西弁を変えようとしない。
 ニ、関西人は声が大きい。

 非関西人であれば一度くらいは「なぜだろう?」と考えたことがあるこれらの誤解を払拭するところからこの講義は出発します。

 今までにも関西弁の会話集や語彙集等が数多く出版されていますが、この本の最大の特色は、関西弁を共通語とは異なる独立した一言語(外国語に近い立場)として捉えている点にあります。

 関西弁の音声学、関西弁の統語論などの章を立てて、今までの類似本とは一線を画した個性的な内容になっています。特に共通語とは大きく異なる関西弁のアクセント、イントネーションの解説には力が入っており、お笑いタレントの使用言語のみではない関西弁を今一度真摯な態度で見つめ直し勉強してみようという筆者の提案は今更ながらに新鮮です。

 国際化という言葉が叫ばれて久しい今日ですが、今一度日本国内に存在する多様性にも目を向ける必要性を痛感させられる一冊でもあります。