昨今の雇用情勢を考えて、そろそろちゃんとした英語の履歴書を準備して持っておこうと思い、この本にたどり着きました。
書店の店頭でも類似本を何冊かチェックした後、レビューをいくつか確認してこの本に決めました。
色んな職種に合わせて、実用的なレジュメのモデルが収録されていて、内容はかなり充実しています。
また職種のみならず、今いるステージ(勤続年数や転職回数など)によって、表現すべきポイントなども解説されていて大変親切な内容です。
英語の履歴書を書くのはかなり久しぶりなので、改めて勉強になりました。当時は、日本語の履歴書をそのまま英語化したような感じでしたが、そもそもそのポジション自体が違う、英語の履歴書は自分をプレゼンするマーケティングの材料だというポジションに納得させられました。
自分には少しレベルが高い内容ですが、じっくり時間をかけて作成できる感じがします。

あなたが大学または短大の文系学部出身で、外資系、特にアメリカ資本の企業で、管理職や研究職でなく、非管理職の仕事を目指すのであれば、この本は完璧だと思います。著者はアメリカで刊行されたresumeの書き方の本を良く研究しています。文例も申し分ありません。星五つです。

ただし、研究者または管理職として外資系の企業に就職や再就職を目指すのであれば、アメリカで出ているそれらを対象とした本も併読されることをお勧めします。著者の知識はこの方面がやや弱いように感じます。そういう方には星三つです。

日本のこの分野の本は、大卒、ホワイトカラー職だけが対象ですが、アメリカの一般向けのresumeの書き方の本は、ありとあらゆる職業を扱っています。日本で外資系に就職しようとしている人の場合は、却って無駄な情報が多くなってしまいます。

なお、この本は初版と大幅に内容が書き換えられています。別の本と言っても良いでしょう。ただし、外資系企業で日本人がトップの場合は、場合によっては初版の書き方が歓迎されるかもしれません。このあたりは九州や東北の方言に京の都では既に廃れてしまった古語が残っているのと似ています。

実は日本国内で履歴書のコンサルティングを受けて、完成させた後、在米の方に本書を勧められました。

最初からこれを読んで書けばよかった…orz

イギリス式、アメリカ式の違いから説明し、応募領域別のカバーレター文例集が続き、そしてカバーレターの書き方等、これ一冊で大丈夫！な完全本です。

惜しむべくは研究領域のCV文例集が少ないことかな？
留学する方のニーズがかなりあると思うので、ver3.0への期待を込めて☆４つにしました。

他にも同じような本を買いましたが、内容の濃さや使えるフレーズにおいては、この本が群を抜いて良かったです。
なので、この本を参考に英文履歴書を作成しました。
何が良いかと言えば、まず、筆者自身がリクルーターなので、その視点から例文が豊富に書かれていることです。
これは非常に使えます。また、私の職業は例文としてはなかったのですが、それでもそのまま使えるフレーズが
沢山あったように、例文の数が非常に多いです。それもキャリアの浅い人から、管理職以上の人まで、幅広く
取り扱っています。加えて、webサイトからも例文をダウンロードできるというすごさ！
また、キャリアについて棚卸しができるようなちょっとしたコメントも豊富で、本当に助かりました。
この１冊で、十分だと思います。
あまり英語が得意とは言えない私が、非常にメジャーな企業に書類だけはパスできたことが
この本の実力を物語っています（笑）！！

筆者の経験の厚さがにじみ出る本
日本語で書いてある情報原では一番だと思います
ただし調べれば具体的な例文はいくらでもネットに見つかります

ttp://jobsearch.about.com/
など英語が読めるけど書けないという人は
グーグル先生に頼るというのもありです