「1日1分」ではなく短期集中本です。
★★★★★
英字新聞を読んで挫折した人、しばらく英語から離れていてリーディングの勘を戻したい人、
TOEICのリーディング対策で通勤時に何か読みたい人、など、さまざまな人に役立つと思いま
す。すでに英字新聞を読みこなしている人には必要ありません。
そもそも、日本語の新聞でも読まないような経済や政治の記事を英語で読もうとしても挫折す
るのは当たり前です。私も続いたことがありません。その点、この本は、文庫で持ち運びも楽
だし、一記事あたりの文章自体が短いので、さらっと読めます。英字新聞にチャレンジしたい
と思っている方の入門書としては最適なのではないでしょうか。
いくつかの単語が何度か重複して出てくるようになっているのは作者の工夫だと思います。例
えば、この本であれば、「サブプライムローン」のような単語が自然に覚えられます。
使い方としては、本のタイトルの1日1分ではなく、ある程度の分量を一気に読むのがよいと
思います。著者も冒頭で4日間で読み切ることを推奨しています。1日1分を続けるのって意
外に大変なので、全体を速読して、できれば2−3回通読するのがよいのではないでしょう
か。