本書は私が大学入学前のTOEFL対策用に購入した本。
最初に問題を見た時は受験英語とは全く違う単語レベルに唖然としたが
本書では単語に頼らない”形から入る”解き方が丁寧に説明されている。
この一冊を終えた時には
「和訳は分からない。けれども、答えは光って見える」
そんな状態に（少し大袈裟かもしれませんが本当にそういう感覚です）なれる一冊です。

パワフルコード(問題３個とそれらを解く合言葉)27個と、
10個のCrux(重要ポイント)、そして Practice Test ７回分の構成。

文法の解説書というよりは、文法問題の解き方自体を矯正してくれる本です。

日本の教育を受けた結果、文章の意味に常にとらわれるので、
分からない単語があると、もう解けないような気になりがちだったのですが、
常に形を意識すれば問題ではないことを叩き込んでくれました。

解説が本当によく練られていて、教室で実践してきた結果であることが
よく伝わってきます。間違った問題の解説を見ると、「ここでxxを選んだ人は..」
と、そう選んだ理由の予想と、覚えるべきことが書かれていて、
これがもう「はい、その通りです！」と言いたくなるような的中ぶり。

これで私も<<ア・ソーカ症候群>>(本書中の言葉。解説を見ると分かる症候群)から
おさらばできそうです。

これまで使っていた参考書とは大きく違い、ＴＯＥＦＬの解き方のポイントをしっかりとおさえ、より効率的に問題を解く方法が載っています。説明も詳しく、短時間で問題を解けるようになりました。これまで何度かＴＯＥＦＬを受験しましたが、この問題集を解いた後の試験はスコアも上がり、とても役に立ちました。

日本で英語教育を受けてきた人は、まず何もしなくてもStructureで10/13以上は取れると思うんだけれども、そこから満点まで引き上げるのはかなり困難なことだと思う。

しかし、それを実現してくれるのがこの本だと思う。
英文の意味が分からなくても、構造だけは絶対につかめるように指導してくれる。
TOEFLのStructureの出題傾向をしっかり分析したCodeに沿って学習を進めていける。

この本１冊を解き終えても、新たに違うTOEFLの文法書を買ったりする必要はない。
この本を何度もやれば確実に誰でも満点が取れるようになると思う。

また、Structure問題と解説以外に、色んな方のTOEFL受験談が載っていて、それもかなり本番で役に立つ♪

多くの皆さんが言っているように、解説が的確かつ簡単なので、勉強し始めたばっかりで、集中力が続かないと言う人でも少しつづ始められて頭に入り易いと思う。