受験英語のリスニング対策にも十分対応
★★★★★
現在高校3年の者です。
今までのリスニングの勉強といえば、学校で使用した教材や英検対策しかやっていなかったので、ある程度点数はとれていたものの、満足のいく点数をとれなく悩んでいた。
揺るぎないリスニング力をつけるには、やはり体系的な学習が必要だと思い購入した。
しかし今は受験期なので、音の消滅等、より専門的(?)なことをやる余裕がなくどの教材にしようか迷っていた。
この教材は他の教材と異なり、文法という視点から構成されており、その点は斬新で興味をそそられた。
実際、リスニング力だけでなく長文を読む上での文法力も鍛えられたと思う。(多分…)
1つ1つの文が短く、特に早いといったわけではないので、難無く続けることが出来た。
特に東大では、客観問題とは別にディクテーションまで課せられたので、非常に役立った。
受験英語のリスニング教材で迷ってる人に強くオススメしたい1冊である。
文法知識をリスニングに生かすための本
★★★★☆
英語の発音や音変化に着目したリスニング教材は数あれど、リスニングを文法からとらえたテキストは初めて見ました。文法の知識はあるはずなんだけど、リスニングになると「単語拾い聞き」になってしまう、という方にはおすすめです。文法を“リスニングで”使えるようになるための教材と言って良いと思います。
やってみた感想としては、英文の意味がとりやすくなったのはもちろんですが、一番の収穫だったのが「要点を絞って聞けるようになった」ということ。たとえば、
The man who stole money from my house while I was on vacation was finally caught by police.(このテキストに収録されている文章です)
のようなリスニングで、「関係詞節中はThe manの説明だから適当に聞き流せばいいや」といったとっさの判断ができるようになりました。いままでは検定試験などで、一瞬の気の緩みも許されない・・・というかんじでリスニングしていたのですが(笑)力の抜きどころがわかってリスニングがだいぶ楽になりました。また、スピーキングでも以前より複雑なセンテンスを使えるようになった気がします。
あとおもしろいのは、リスニング教材というと「トム」だの「ミスタースミス」だのといったお決まりの名前ばかり出てくるのが定石ですが、この教材では「固有名詞聞き取りの訓練」として、出てくる名前がいちいち個性的です。「ピカードって言ってるけど何のことだろう?」と思ったらPicardさんのことだったり、地名にしても聞いた事もない北欧の街の名前だったり。TOEICのリスニングでも国籍問わず色々な名前が出てきますし、ましてやニュースでも聞こうとなったらお決まりの名前ばかり出てくるわけがないので、これはある意味必須訓練かもしれません。おかげでネイティブと会話するときも固有名詞に注意できるようになり、助かってます。
ただしこの教材はボリュームたっぷりで、コンプリートするには結構な根気が必要とされます。私の場合ディクテーションとシャドーイングまでやったので余計かもしれませんが、途中で飽きてやめちゃったり、別のテキストに浮気したりしながら1年ぐらいかけて1冊仕上げました。というわけで☆は4つですが、あとの☆1つは努力と根性次第ということで。。。安いテキストではありませんが、根気さえあればお値段以上のものを絞り出せるテキストです。
自然とリスニング力らつきます。
★★★★★
この本を読んでから、三ヶ月間でTOEICのListening Scoreが375から、435へと、60点アップしました。パートごとに、動詞、接続詞など、一章ごとに、どこに気を配って聞けばいいのかがはっきり示されていたし、毎日一ページずつ聞いていくうちに、だんだん無意識のうちに、頭で整理できるようになりました。
確かに難しい例文が載っているし、発音も明瞭ではないところがありますが、これは鍛えるための本であって、生易しい問題だけでは何も進歩はないと思うのです。TOEICでも、実生活のニュースだけでも、いつもゆっくり、はっきり発音してくれるわけではないですから。
そういう意味で、とてもためになる本だと思います。
自分のリスニングにおける弱点を知るのに効果的
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現在この本とこの本に添付されていた3枚のCDを使って、センテンス中の各構成要素毎に意識を集中して聞きとる練習を繰り返している。聞き取れない発音は、聞き取れるまで徹底して繰り返し聞く。するとリスニングに対する自分の弱点が見えてきた。漫然と英語学習するのに比べ、自分の弱点を知ってからの学習は効率がいい。私の主な弱点は下記のようなものだった。
1.その単語に集中して聞いても聞き取れない発音がたくさんあった。
特にイギリス人の発音は聞き取り難く感じた。自分の予測する発音と、実際にネイティブから発声される発音に大きな違いがあり、聞き取れていないことがあることに気付いた。この本にはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、という4カ国での発音で録音されているので、いろいろな国のアクセントに慣れるのにちょうど良い。
2.文法をきちんと理解していなかったことに気付いた。
発音は全て聞き取れていて、単語も知っているのにセンテンスの意味を理解できないことがあった。理解していたつもりの英文法を、実際はほとんど理解できていなかったことに気付いた。現在英文法を復習中である。
次回TOEIC受験でどれだけ得点が伸びるか楽しみにしている。
(現在のTOEIC Listening Score:340)
リスニング千本ノック
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私はこの本を半分ほどこなした状態でTOEICを受験。Lパートのスコアが310→400になりました。
ちなみにリスニングはこの本で勉強していただけです。テストの間隔は1ヶ月半。
他の問題集やテクニック本といわれるものは一切やっていません。
今はこの本を全てやり遂げました。英語のニュースも自分が明るい話題なら
ほぼ正確に聞き取れるようになりました。この本のおかげです。
これからは自分が語彙や知識を更に勉強していかなければなりませんね。
まず、この本の素晴らしい点はとにかく数がこなせる点です。
「簡単に英語が身に付く」といったような世に溢れているような浮ついた言葉など一切なく、
とにかく出来るまでトレーニング!と書いてあるのです。
他の方も書いていらっしゃいますが、まさにスポーツの練習と一緒。
動詞などの短い部位を聞き取るところから始まり、徐々に文全体や文と文との繋がりまで
範囲が広がっていきます。基礎が出来たらその先へ。
このような本は、他に類を見ないと思います。
量が多いのですが、それに辛抱して続けていると徐々に出来るようになっていきます。
何となく聞き流していた英語が、正確に「理解」出来るようになっていきます。
また、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの4カ国語発音がCDに収録されていて
自分の苦手な発音も把握できる構成になっています。これはとても役に立ちます。
苦手な発音を集中的にトレーニングすることも出来るからです。
ちなみに、この本を手に取る方は「読めば分かる」という程度の英語力が要求されます。
この本の読者は文法を理解していることを前提に話が進むので
英語学習初心者がいきなりこれを手に取ると途方に暮れるだけでしょう。