1,600平方kmにも及ぶハワイ州オアフ島の道路や観光スポットなどがオープンワールドとして構築されており、島内はロード画面に暗転することなくシームレスに走行することが可能。
100以上のレースや貴重品の輸送、車両の代行輸送などのチャレンジが島中に用意されているが、スピードを競うだけではなく、オアフ島内を自由にドライブして遊べる点が、他の一般的なレースゲームと大きく異なるポイントである。
レースゲームとして勝ち進むだけが目的になってしまう
★★★★☆
ハワイのオアフ島を丸々ステージとして取り入れたレースゲーム。
マップを表示すると今いたところから一気にカメラが上空へ移動し、
まさにGoogle Earthのような変化をするのは素晴らしい。
広大な島に無数に敷かれている道路のここを走っているんだ、という実感が湧く。
グラフィックも美しいが、車両のクオリティに関しては
それを追求した他のレースゲームの方が上。
今作は見渡せる景色や街並みにコストを割いている。
レースや荷物運びのイベントは道路脇に設置されていて
ダラダラと道路を走っていると道路脇のイベントが解放されていくのは楽しい。
一度通った道路にはマップから瞬時に飛べるため、
広いステージとはいえ快適に移動できるのは素晴らしい。
ただ、少ないとはいえ一般車が常に走っており、
信号などで急に停まられたりしていると避けきれないことがある。
車線が少ないのは現実を再現している関係で仕方がないのかもしれないが、
もう少し邪魔にならないような一般車の配置をして欲しかった。
また、荷物や人を目的地まで乗せていくサブミッションでは
制限時間が相当にキツく、しかも衝突や道路からのはみ出しによって
我慢ゲージが消費されてすぐにミッション失敗になってしまう。
多少無茶な運転や強引な曲がり方をしないと間に合わないのに
衝突・コースアウトに関するペナルティと時間制限が厳しすぎて結構ストレスがたまる。
一般車が邪魔なことも相まって、どうにも快適に運転する雰囲気がない。
せめてもう少しゆとりのある時間設定にして欲しかった。
レース中でないときに高級車で道路をかっ飛ばしたくても
ある程度近づかないと一般車が出現しなかったり、
上り坂で他車が見えなかったりと慎重に運転しないと結構、衝突が避けられない。
衝突してしまうと警察の手配レベルが上がり、
下手に停車すると罰金を取られてしまうので
マップを開きたいだけなのに停車できずに不便に感じることが多い。
いっそのこそ警察の概念を無くし、
いくら他車にぶつかってもペナルティがないようにしてくれた方が
オアフ島を好きなだけ走り込むという目的が達成できた気がする。
車の挙動は割とリアルに作られており、
それなりの操作をすればきちんと走ってくれる。
慣れてきたらドライブアシストを「スポーツ」以上にした方が
アンダーステアが出にくくなって曲がりやすく感じるだろう。
人間の顔がわずかな種類しかなく、イベントで会う人みんなが同じ顔だったり、
服装を変えられる割にそれを見る機会が少なかったりする点も寂しい。
ゆったりとハワイでのドライブを楽しむ、という意味では非常に画期的だが、
景色は似たり寄ったりなものばかりなので
スローライフを楽しめる性格でないと一気に飽きるだろう。
レースゲームとして捕らえると一般車や警察の存在が非常にストレスだし、
サブミッションの制限の厳しさもライトユーザー向けではない。
世間では非常に評判の高いゲームだったが、
雰囲気を楽しめる感覚や実車に対する愛情がないと、
レースゲームとして勝ち進むだけが目的になってしまう。
そのレースやサブミッションもどうにもストレスがたまる仕様なので、
個人的にはそこまで盛り上がれる内容ではなかった。
今作の日本地図版ができれば
見知った土地を走れる感覚をもっと楽しめるかもしれない。
「オアフ島ドライブゲーム」としては最高。ただ…。
★★★★☆
<オフラインのみの評価>
ゲームにおいてグラフィックの進化の恩恵を最も受けたジャンルのひとつがレースゲームだと思うが、現実にあるオアフ島を丸ごと再現してしまったレースゲームが遊べる時代になったという事にただ驚かされる。もちろんすべての地形や建物の外観までも完全に再現してある訳ではないだろうが、運転している間、ずっと景色が変わり続けるというのは驚異的と言うほかない。
ただ、これはリアルだからこその弊害かも知れないが、基本的に島の風景が(綺麗だけど)かなり単調なため、もともとのんびりとオアフ島をドライブしたいだけの感覚だったのに、やはり目的が無いと漫然としたドライブになってしまうため予想以上に飽きるのが早く、全道路を走破したら途端にプレイを続けるモチベーションが下がってしまった。時間や天気の概念が無いのも飽きが早い原因。夜になったり、雨が降ったりしたら雰囲気も変わって良かったのにと思う。ヒッチハイカー以外、歩いている人間の姿が無いのもゴーストタウンみたいで不自然。
また、この島で家や車、服を買ったりするには、レースで勝ったり、荷物やヒッチハイカーを慎重に送り届けるといった「時間制限ミッション」をこなして金やクーポンを稼ぐしかないのだが、これが道路は狭いのに一般車は多い、やたら無意味な車線変更はする、ちょっと他車と接触するとすぐに警察に追われる、制限時間もギリギリ、ラフな運転をするとすぐ文句を言われるなど、非常に神経を磨り減らすような運転を強いられストレスが溜まり、レースやミッション自体をやる気が起こらない。この変なシビアさがゲームのコンセプトと合ってないような気がする。
そんな思いをして稼いだ金で高い別荘を買っても家の中を歩けたり、内装を変えたり出来る訳ではなく、ただ車庫が増えるというだけ。買える服や靴にもバリエーションが無く、ほとんどがただの色違い程度の差なので、苦労して集める気にならない。そもそも店以外で全身像を見る機会がほとんど無いので着替え自体に意味が無い。
「オアフ島ドライブゲーム」としては最高の一本だが、ここまで作り込んでくれたなら、いっその事「ドライブも出来るライフシミュレーター」として、島での生活をのんびりと楽しむようなゲームにして欲しかった。例えば島を歩けるようにして、オンラインではヒッチハイカーになって他のプレイヤーの車に乗れるようにするとか、別荘に招けるとかしたら面白いと思う(もちろんフェイスエディットも出来るようにする)。
フレームレートが惜しい
★★★★☆
ドライブゲームは新鮮でした。
初めから用意されているレースやクーリエは、規定タイムがシビアであんまり楽しめません。
レースは基本的にコースを覚えて攻略する楽しみが大きいと思うのですが
オアフ島の様々な場所でレースやミッションがあるので、道を覚えるのは大変です。
また、覚えようとやりこめば、お金が稼げずゲーム自体が進みません。
楽なレースやミッションをお金稼ぎと割り切ってやることになると思います。
メインのドライブは楽しいです。
音楽を聴きながらゆっくり流していると、一人合流してきて、そのまま無言で意思疎通しながら島を半周して、最後にフレンドになって別れたのはいい思い出です
ハードコアモードを買えばドリフト走行も可能です。
細かい道や私道は省かれていますが、マップはかなり広く、オアフ島で完結しているので消化不良感はありません。
車内視点もあり、インパネもある程度再現されています
以下惜しい点を3つ
・30fps
レースゲームはフレームレートが30では色々ときついです
・最大8人
オンラインで同時に走行できるのが8人なので、とてもマッシブオンラインとはいえません。
・日本車が少ない
GT-R(BNR34)やZ33はありますが、これらが登場するのなら当然あってほしいNSX、RX7、S2000がないのは惜しい
プラコレで安くなっているし、一本あってもいいソフトだと思います。
続編を期待しています。
是非、日本を舞台に作って欲しい
★★★★★
よくもここまで作ったなあ、という感じ。
5,6時間はプレイしたと思うけど、まだハワイの半分も走れていません。
オンラインプレイも押し付けではなく、違和感無く通常のモードにとりこまれている。この前ぜんぜん知らない人が後ろについて来て、とても楽しかった。
その後続編が出ませんが、是非他の場所を舞台に作って欲しいです。
1人ではつまらない
★★★★☆
ざっと各種レビューを拝見したところ、評価の低い皆さんはえてしてオフラインモードでプレイしていらっしゃるご様子。
勿体無い、実に勿体無い。
確かにオフラインモードではちょっとの接触で警察がワンワンと追いかけてくるわ、ヒッチハイカーはせっかちでワガママだわでストレスが溜まりますよね。
しかし、このゲームの本領はオンラインです。
フレンドと打ち合わせして集合したり、何気なく走っているうちに見知らぬ誰かと遭遇したりして、特に目的もなく走り回ることこそがこのゲームの楽しみ方です。
もちろんガツガツとぶつけてくるだけの困った人も居ますが、誰かについていくうちに新しい道に行けたり、面白い建物や綺麗な滝を発見したり。
自分がツーリングを率いるぞ! と意気込んでルートを考えたり。
このゲームの舞台がハワイであることには、あまり意味はないのかも知れません。
市街路があり、高速道路があり、峠道があって、一緒に走る仲間がいる。
それがこのゲームの面白さと言えるでしょう。
もちろん不満は色々とあります。
まずはなんと言っても収録車種の偏りと少なさ。
せっかくノンビリと走ることができるゲームなのに、スーパーカーやスポーツカーばかりというのはちょいと味気ない。
日本のメーカーは日産とカワサキ、そしてレクサスだけ。
世界的に有名なBMWやポルシェも収録されておらず、フランスのメーカーは一つも見当たりません。
オンラインのマッチングにはランダム要素が強く、狙った人と一緒に走れないこともしばしば。
キャラクターカスタマイズの幅は狭く、セーブデータも一つしかないので作り直しをするには最初からやり直すしかなかったり。
空模様は朝→昼→夕方→曇天→朝・・・という妙なローテーションで、ライトを点灯することがないのでリトラクタブルライトのクルマが味気ない・・・。雨はともかく夜は欲しかったところです。
好きな曲を流せる機能もなかなか導入に手間が掛かったりします。
ですが「クルマは好きだけどコンマ一秒を競うようなレースは苦手」という人にならば自信を持ってオススメできます。
ただクルマに乗ることがこんなにも楽しい。今までありそうで無かった新しいレースゲーム、いやドライブゲームです。
世界の誰かと太陽の下、どこまでもツーリングしてみませんか?
オアフ島で待ってます。