世界遺産に関するガイドすら削除
★★☆☆☆
「地球の歩き方」とは視点の異なる情報が多数掲載されているロンリープラネットが日本語で読めることは有難い。(たとえば、ヴァーナラシーに関する記述で「地球の歩き方」では、「ガンガーで沐浴すること」を薦めているのに対して、「ロンリープラネット」では、ヴァーナラシーにおけるガンガーがいかに汚染されており、沐浴に適さないかが事細かに書かれており興味深い。)
その一方で、他のレビュアーの方も書かれているが、今回の日本語版の原著からの削除ぶりは度を越しているように思える。「渡航の安全が芳しくないエリア」「動物保護区などで旅行が容易ではないエリア」などを一部割愛している、との断り書きがあるが、実際には日本人にとってあまりメジャーでない観光地は大幅に削除されているようで、グジャラート州など原著の50ページ強に対し、日本語版では20ページ弱と大幅に情報が減っている。(ほとんど州都のアーマダーバード周辺しか載っていない)。
さらには日本人にとってマイナーな場所のみではなく、世界遺産に関係するようなメジャーな観光地も削除されている部分があるようだ。たとえば、今回、私は南インドの旅行に本書を使用したが、世界遺産があるバーダーミ(郊外に「パッタダカル」がある)、クンバコーナム(郊外に「ダーラースラム」がある)、タンジャーヴール(街中に「ブリハディーシュワラ寺院がある」)についても記載が削除されており、非常に驚いた。
削除されすぎ
★☆☆☆☆
ロンリープラネットの自由旅行ガイド「インド」
前回翻訳された2004年版からかなりのページ数が裂かれています。
削除されたのは、都市のMAPやそのMAPにリンクされた病院やホテル、道の名前、
あまり日本ではメジャーではない観光都市など。
2004年版を実際インド行った際持参し、MAPリンクでスムーズに町を回れ、
トラブルあったとき助かったので、リンク部分削除されたら、あまり利用価値ないような気がします。
次回発行の際は2004年版の翻訳に戻ってほしいです。
ロンプラの意味なし
★☆☆☆☆
他の方が書かれている他にはウッタラカンドのガンガー源流域を擁するガルワール/
クマオン地方が完全に削除です。この部分は"旅行人ノートチベット"もカバーして
いませんので、情報がほしい方は旧版を買うか英語版を買うことをお勧めします。
また中途半端な削除も散見されます、例えばダージリンが仔細に載っているのに
ダージリンへの主要ターミナルとなるシリグリの情報が町ごと削除されていたり
ある意味ガイドブックとして致命的な欠陥と言えるでしょう。
行き先を決めたらある程度シミュレーションを行わないと落とし穴が待ってます。
出るかどうかは知りませんが、次版では削除部の復活および妙な割愛を行わない
忠実な翻訳を望みます。
若干割愛があります。
★★★★☆
原書2007年9月第12版に基づく日本語版です。英語版とほぼ同じですが、「渡航の安全が芳しくないエリア、動物保護区などで旅行が容易ではないエリア」が除かれています。具体的にはヒマーチャル・プラデシュ州はシムラ、マナリ、ナッガル、ダラムサラしか載っておらず、スピティ、ラホール、その他が丸々カットされています。カシミールもレー、シュリナガル、カルギル、ザンスカールぐらいしか書かれていません。グジャラートは英語版は50ページほど割いていますが本書はわずか14ページです。これらの地域を旅する方は英語版の方をお勧めします。
翻訳スタッフによっては南インドの定食mealsを「食事」と訳すなど、?な和訳は散見されますがまあ許容範囲です。
分厚くて重いですが、その分長旅の暇つぶしには最適です。武器にも枕にもなります。