あと、一般的な所の情報(クタとかウブドとか)は他のガイドブックのほうが多かったように思いました。
あまり観光化されていないところの情報(例えばタバナンのワルンを調べたいなど)と、バリの歴史、問題は細かく書いてあります。
7回バリに行ってバリの本は買いあさり、新しい情報が欲しい私でもがっかりした本でした。
特徴を箇条書きにすると・・・
①写真は極めて少ない
②バリ島全域について、現地情報があふれている
③大型ホテル情報は少なく、格安の宿やレストラン情報が多い
④歴史や文化的背景について非常に詳しい
⑤環境や人権に配慮した記事が見受けられる
ゲイの旅行者向けの情報があったり、障害者や高齢者に配慮する記事も
見受けられます。
観光客がホテルで捨てていくペットボトルの山がバリ島の環境に悪影響を与えていることも、全く知りませんでした。
バリを愛する者としては、ゴミは持ち帰ろうと決意しました。
なお、
文章のスタイルは、まさに「翻訳だなあ」と思わせる感じで、
それがまた面白いんです。
たとえば「海を見渡す広大な敷地に、尋常ではない贅沢が隠されている」(リッツカールトンホテルについての記述)・・・。こんな感じです。
読んでいて笑える箇所が随所にある一方、考えさせられる記述も多々あり!
バリ好きににはぜひお勧めしたい「書籍」です。