台湾温泉天国―はじめての完全ガイド (新潮OH!文庫)

温泉めぐり ★★★☆☆

　著者は温泉や旅を得意とする著述家。
　あまり知られていないことだが、台湾には多数の温泉がある。日本領だった時代に発見されたり、温泉場として整えられたもので、いまでも地元の人々に文化として残っている。というか、非常に人気があるらしい。
　本書は、それらの温泉を巡った紀行文であり、同時にガイドブックとしても使えるようになっている。取り上げられているのは、新北投温泉、文山温泉、関子嶺温泉など14ヶ所。だんなさんとともに訪れ、湯に入り、ご飯を食べ、宿に泊まりといった楽しそうな旅だ（信じられないような災難にも遭うのだが）。
　入り方、施設、入浴客の様子など、日本と同じところ、まったく違うところとあるのも面白い。
　ただ、文章としていまいち面白味に欠ける。

台湾温泉ガイド ★★★★★

台湾の温泉を尋ねて歩いた紀行文です。巻頭に各温泉のカラー写真が掲載されています。また、台湾の地図に各温泉地の所在が記されており、便利です。日本とは若干違った台湾の温泉入浴の習慣についても詳しくリポートされています。台湾旅行の温泉ガイドとして、とても参考になる本だと思います。

台湾の温泉の懐かしさと違和感を実感 ★★★★★

著者が、取材に訪れた時期と前後して温泉巡りをしました。台湾温泉の歴史と奥の深さを知り、また行こうと思ってしまいます。ワイルドな温泉あり、近代的なホテルもありですが、どこも豊富な天然温泉で気分爽快です。特に北投温泉は、この本を読んでから行くと懐かしさや感激も一段と増すと思います。

おもしろかった ★★★★☆

国内温泉のガイドブックはたくさんありますが、台湾の温泉を書いたものはそうありません。探していたところ、この本に出会いました。この本は私の期待していたような温泉宿や外湯をリストアップしているものではなく、旅行記に近いものでした。台湾へ行く前にさぁっと読んでイメージをつかむのには適しているかと思います。著者の温泉に対する価値観は自分と通じるところがあってとても面白かったです♪続編が出ないかな？

日本で消えた、ホンモノ温泉が台湾にあった。 ★★★★☆