ケルトの童話
★★★★☆
旅に出たい、そんな気分のときに読むのに最適な本のひとつ。
他の絵本を見たことはないんだけど、ダヤンはけっこう好きなキャラです。
猫のダヤンを案内人に、「わちふぃーるど」を求めてケルトの世界へ。
時間の余裕がないため自分が旅行に行く時の参考になるわけではないけど、こんな旅もいいな、と思わせる。
レンタカーで田舎をまわってB&Bに泊まってっていう旅もしてみたい。
それがケルトだったらいっきにタイムスリップできるでしょう。
見渡す限りの野原。
遭遇するのは羊の群れ。
妖精か?と思わせるような住人。
そんな場所の魅力がいっぱいに伝わってきました。
読めば読むほど行ってみたい…マナーハウスでのんびりくらいはできるかも。
どこに行くにしても、簡単なスケッチでもできれば楽しいのだけどなぁ。写真を撮るのと絵をかくのでは、時間の流れが違ってくる。
絵心のある人には特に参考になるのではないでしょうか。
広大な田舎
★★★★☆
1998年にエム・ピー・シーから出た単行本の文庫化。文庫では絵の魅力が十分に伝わらない。単行本のがおすすめ。
スケッチというのは便利な方法だと思う。普通は絵や映像にしないような小さなものや何気ない出来事を捕らえることが出来る。カフェで食べたスコーン、町で見かけたネコ、パブで眠っている男。旅の醍醐味はそういうところにあると思う。それに、細かい部分から外国を紹介してくれると、なんとなく親しみか湧いてきて嬉しくなる。
こんな旅がしてみたい。
おもしろい旅日記です
★★★★☆
イギリス・アイルランドの歩いた道のりをダヤンの旅行記の様に書かれています。絵本のダヤンとはまた違い、ラフなダヤンがなんとも言えぬくらいかわいく、挿絵もとても暖かでした。イギリスの田舎を旅した事がある人はその情景が浮かぶのではかわいい1冊だと思います。
スケッチで巡るケルト文化圏の旅
★★★★☆
多くの日本人が訪れることのないムーア(荒野)や悪路の湿地帯に分け入り、数々の「不思議な石」を観察&スケッチした個性的な旅の記録。道なき道をどんどんと好奇心のままに行き、列車に乗っては途中下車し・・気侭にのんびりと旅している。そしてそういう旅に、英国とアイルランドの田舎ののんびりした空気がよく似合っている。出会う人々も親切で魅力的。
そして・・・なんといっても、このシリーズの大きな魅力は、その心暖まるイラスト。不思議で素朴なケルト文化の雰囲気をよく醸し出している素晴らしい本。
楽しいスケッチ旅行
★★★★★
おなじみダヤンのイラストでつづられる、英国旅行。
普通のツアーではあまりなさそうな、英国とアイルランドの田舎を巡る旅。
あまり自分ではできそうにない旅行なだけに、ものすごくあこがれます。
O.R.メリングの「妖精王の月」を読んだときにこの本のことを思い出したのはそのぐらい地元に密着した旅だったということかも。
とにかくすごく楽しい本です。