タイトルのように書くと、佐原さん本人から反論があると思いますが、私がこの数年、考古学にのめりこんでいるのはこの本の巻頭にある「戦争と平和」を読んでからなのです。「従来平和的イメージであった弥生時代がじつは戦争を初めて始める時代であった」「だからこそ戦争は捨てられる」という氏の主張に目が醒める思いをしたものです。
それからは弥生時代にのめり込みぱなしです。 佐原さんの文章はものすごく分かりやすくて、なおかつ現在考古学の最先端の話題を常に扱っています。考古学の灯台のような存在として佐原さんの文章を読んで行けると思います。