THE鑑識/THE推理ファン必プレイの一作
★★★☆☆
私は「鑑識官」からこのシリーズを知って、最近縁があってPSの第一作をプレイしました。
このゲームは、一般的に刑事や探偵が事件現場などを直接捜査する形態のものではありません。集められた情報を元に犯人・真実を見つけ出す、いわゆる「安楽椅子型」の探偵ですので、プレイヤーがするのはまさしく「推理」だけです。
最初こそ「鑑識官」より簡単な操作かつ場面の切り替わりや展開の少なさに物足りなさを感じますが、一つのゲームに収録されている数が20話前後と多く、シリーズを重ねるごとに個性的なキャラクター達が織り成す物語に味が増してきます。私はこれにすっかりハマりました。
PSPを持っておらず、DS派のファンとしては待望のシリーズ新作ではありますが、初めてこのシリーズをプレイする方は物足りなく感じますし、面白さも半減してしまうでしょう。
はっきりいってしまえば、これは「THE推理」及び「THE鑑識官」のファンのためのゲームです。ゆえに、これで「THE推理」をプレイしようと考えても面白さは半減どころか、それ以下になるかと思います。
単体のゲームとしての面白さは高く評価できませんが、シリーズ全体で考えると「推理好き」にはたまらない一作かと思います。推理する事件は、多種多様なジャンルに渡ります。その雑学も魅力の一つです。
このゲームを本当に楽しむのであらば、シリーズ一作目(PS2版にPS版と同じ内容が収録されているものもあります)からプレイして、もっと可能ならば「THE鑑識官」もプレイして、このゲームの面白さの真髄を感じてください。
ん〜υ
★★★☆☆
ん〜υサクサクと進んだけど、物足りなかった。シリーズの中でも、一番いまいちだったかなぁ。 ストーリーに流れなかったし、こんなもんなのかなぁ(;_;)
あっさりだけどファンは嬉しい
★★★★☆
あっさりめです。
シリーズ通してプレイしてる人も今回はちょっと「あれっ?」と思うくらいのあっさり感。
いつもは独立した各話をひとつの謎がつないでいて、それが最終2話くらいで決着がつく、という感じなんですが、
今回は20話、全てが独立しています。
そのため、盛り上がることなく、さらーっと終わってしまった印象。
DSになってボイスが消えちゃったのもちょっと残念…。
でもシリーズファンとしてはおなじみのキャラクターたちや、相変わらず雑学に富んだシナリオが楽しいです。
次は話数少なくてもいいから、深めの謎で!
2〜3時間で終了
★☆☆☆☆
1篇を5分くらいで解決できる、難易度超・低めのロジック「パズル」であり
長編ミステリゲームに付属している、ミニゲーム集的な成り立ちです。
息の長いシリーズ作ですから、これを購入される方たちの多くは
パズルゲームと割り切られているのでしょう。
しかし私は今作にミステリ「小説」的な味わい、深み、キャラクタへの思いいれ、
推理の醍醐味を期待してしまったので、ポカーン状態になりました……。
ちょっと電車に乗る間、ちょっとトイレに入る間、
あと腐れなくサクッと解決してDSを閉じる……そんな向きに適していると思います。
推理画面で、誤った答えを入力してもバッドエンドにはならず、
すぐに選択画面に戻れてしまうのは、親切というよりドキドキ不足と感じました。
あさめしパクパクにゃ〜
★★★☆☆
シンプルアドベンチャーゲーム界の覇王TOMCAT SYSTEM の手がける THE 推理シリーズの新作。
コンセプトは「愉快なキャラクター達の掛け合いとともに推理パズルを楽しもう」
初期の頃はちょっと重めのテーマを持った話が最後に来て、物語的にも一応の一区切りを付けていたけれども、今回はそういうものは無く、推理パズルとして始まり推理パズルとして終わる。この辺ちょっと消化不良気味。楽しんだことは楽しんだけど。
なお、これまで割と不評だった推理ミスをすると後日談を見ることが出来ないという仕様は放棄したようで、今回はクリアすれば即OKになっている。この辺は文句無しによかった。
基本的には推理パズルなので強烈な物語性は無いが、軽めの推理漫画を読むようなノリで楽しむなら、十分楽しめると思う。