パリ、リピーターで暮らすように旅したい人に。
★★★★☆
旅行先で「おいしい物を食べたい」時、一番確実な方法は「そこに住む人の口コミ」です。
この本は、パリに行っておいしい物を食べたいけれど、友人や知り合いがいない人、
または外れなくおいしい物を食べたい!という人向けだと思います。
ガイドブックに必ず乗っているような高級なお店の名前はあまり登場しませんが
毎日パリで生活していて、日々の食事におすすめのお店を紹介しているからだと思います。
フランス人の舌と日本人の舌では多少味の好みはあると思いますが
初めてパリを旅行する人はもちろん、リピーターの人にこそ、路地裏の旅行者があまり
気づかないようなおいしいお店にいけるので、本当におすすめです。
また、他の方が書かれているように、フランス語と日本語は完全には一致しません。
かなり意訳しているところも多々あります。なので一応☆−1としました。
でもまあ、お勧めしている内容が180度違うというようなことはなく、
この程度の意訳は、フランス語の場合、私はよく目にしますので、問題ないと思います。
この本だけでフランス語の勉強をしようという人は別ですが。
パリでとても役に立ちました!
★★★★★
本に書いていた
パリジャンたちが毎日、食べているようなおいしいものを食べてみたい
という言葉にひかれて、思わず購入しました。
まさに、そのとおり!!!でした。
私はこの秋、パリに初めて友達と行ったのですが
この本を見て、充実した食事の時間&お茶の時間を
楽しむことができました。
とにかくたくさん情報が載っていてうれしかったし
さまざまなタイプのレストランやカフェを紹介しているので
そのとき食べたいなあと思ったものを、この本の中で探して
お店に行ってみることができました。
普通のガイドだけでは、絶対に知らなかったようなお店が
たくさん出てきて、本当に目移りしてしまいました。
表紙にもなっているボー・エ・ボン・レピスリー・フォールというお店では
おみやげをたくさん買ってしまいました!オススメですよ。
行きたくても行けなかったお店もたくさんあるので
次にパリに行くのが、また楽しみで、本を開いてみています。
店の選択はよいが不誠実な本
★☆☆☆☆
書店でさらっと立ち読みをし、
超定番どころに加え普通のガイドブックにはあまり載っていない店も載っているようだったので、購入しました。
…しかし今は、
かわいい表紙、たくさんの写真やフランス語といった第一印象に
すっかり騙されてしまったかな、と感じています。
本の作りは、
パリジャンによるフランス語の推薦文に日本語文が添えられているというものです。
じっくり読んで唖然としてしまったのですが、
フランス語文と日本語文が半分程しか合っていないのです!
日本語文は推薦文の和訳ではなく、編集者による文章ということでしょうか。
それにしては、合っているところは合っているので中途半端な整合性です。
日本人女性好みにアレンジされたブリブリの日本語文を併記するという編集のやり方に、
非常に作為的な不誠実さを感じます。
しかし、セレクトされている店に関してはなかなか興味深いです。
日本語文とフランス語文では店内の解説やお勧めの品が違っていたりするので、
この本を最大限活用するためにはフランス語を読む力が必須でしょう。
あるいは、半分だけ楽しむと割り切るのも一つの手でしょうか…。