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パリでお昼ごはん (FIGARO BOOKS)

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 阪急コミュニケーションズ
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パリで暮らしてみたくなる ★★★★★
雑誌「フィガロ」連載中から楽しみにしていました。
私の場合、留学経験もなければ、ヨーロッパへ行ったこともないので、食欲を
刺激されたのが一番の理由でしょうか(笑)。

お洒落なレストランガイドはいくつあれども、定食屋ガイドなんてそうありませんよね。それも、お昼ごはんですから。旅行者として訪れても、普段着で入れそうなお店が多い。稲葉氏ご本人が言うとおり、客層が高級すぎるところを避けているので、普通のフランス人の普段の食事がかいま見える。

料理研究家の方の本だったら、もっと専門的だったかもしれませんが、いち主婦の胃袋と好奇心の本だから、肩がこりません。
私は今だにフランス料理店に入るとき身構えてしまいますが(値段と雰囲気)、こんなごはんだったら気後れなんかしないのにな、と思います。

移民と亡命者に寛大なフランスらしく、セネガル、ヴェトナム、ラオスからチベットまで、エスニックのお店も数多く紹介しています。
臨月になって外出もままならない頃にこれを読んで旅行したつもり、外食したつもりにさせてもらいました。
稲葉氏の暮らしもかいま見え、読んでるこちらもパリで暮らしてみたくなります。