マンション購入や買い替えの前に読んでおきたい一冊
★★★★★
私はすでにマンションを購入した後にこの本を手にとりました。
読み進めていくうちに、買い替えを本格的に検討し始める自分がいました(笑)
実際に購入した部屋で生活してみて不満に思っていた換気、リビングの広さ、天井の高さなどの
問題が、この本の中で注意すべき点として指摘されていたのです。数年前にこの本が
世に出ていれば、私たちは違う物件を選んだのではないかとさえ思えます。
それほどに「実用的」だと感じたハウツー本です。
特に印象的だったのは、筆者の女性の立場にたった考え方です。
玄関からキッチンまでの導線や洗濯を干す場所の問題など、ここまで考えて購入できれば奥さんも
ハッピーでしょうし、あなたの株も上がります。
最後の章の間ドリルもなかなかおもしろいです。
私も購入対象ではないようなマンションのチラシも手にとって
「えーっとこの間取りはここが・・・」とチェックして、一人で間ドリルを解いています。
不動産屋さん泣かせの一冊
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間取りでマンションの良し悪しがわかる、という本。
ただの間取り好きで買ってみたが、読んだらタイトルの意味がわかった気がする。
人が住む上で、住みやすい間取り、そうでない間取りは確かに存在すると思う。
自分の部屋を想像してみれば・・・「人の住む部屋」ではないような・・・
とにかく、実際マンションを買う人には、新たな視点で間取りを見るきっかけになると思う。
難しいことは書いてないので一日で読み切れた。
不動産屋が隠しておきたいデメリットを間取りからさくさく読みとってしまうのが面白い。著者の軽妙な辛口さには好感が持てる。
最後の間ドリルも笑えた。やっぱり間取りは奥が深い。
マンション選びで損したくない人におすすめ!
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素敵なキッチンに騙されるな!に惹かれて、手に取りました。
今までマンションを比較するときに、単なる平米数でしか見ていなかったですけど、
同じ広さでも間取りによって、全く価値が違うのんですね。
間取りは造り手の「良心」の表れという筆者の意見には大納得。実際、マンション探しをしていると、
変な間取りのマンション業者は、対応もいまひとつだったりしますよね。
マンション選びは難しいことが多くて悩んでいましたが、「間取りの良いマンション=買い」という
シンプルな方程式を教えてもらったので、これからは、賢いマンション選びができそうです。
間ドリルで、実際の間取りを見て、訓練したおかげで、わざわざモデルルームに出向かなくても、
ある程度は図面だけでも、検討すべき物件かそうじゃないのか、見極められるようになった気がします。
マンション選びで損をしたくない人は、間ドリルで、間取りを見極めるテクニックをつけることをお勧めします!!
マンションの「質」を読み解く鍵は、「間取り」にあり
★★★★☆
良い「間取り」には魂がある―
そんな著者の言葉に惹かれて読みました。
住宅は、人生の中で、最も高い買い物。
にも関わらず一般的には、その良しあしがどこで判断できるのか、公開されていません。
でもこの本には、たとえば「廊下の長さ」や「間口と奥行きの関係」など、
間取りを見れば、設計者や分譲会社の「質」が分かると書かれています。
また、いいマンションの中にも、「良い間取り」と「捨て間取り」があるそうで、
驚きでした。
マンションを、一投資対象としてではなく、「家族の暮らしを支える場所」と捉える
著者の考え方は、どちらかと言うと女性向きかもしれません。
単純に間取りを見るのが好きな女性にも、これからマンション選びをする「マンション
初心者」にもお勧めの一冊です。
個人的には、第6章の「間ドリル(間取りを読み解くためのドリル?!)」は、
笑えるうえに、マンションの良しあしを見極める「眼」を養えるのでお気にいりです。