節約しようと思っているのに…ついつい買っちゃうのは、なぜ? 目先の「安い!」に走るより、「買う」ことを見直してみませんか。 お金に頼らなくても、豊かに気持ちよく過ごすための知恵をご紹介します。
買わない
★★★★★
前作とおなじポリシーですが、買わないで済ませるにはどうすればよいか、という具体的なアイディアがのせてあり
とても参考になりました。とくに 無買週間 を実践した3人のレポートが面白く、読んでいると自分もやってみようかな
という気分にさせられます。最後には買わないことの意義など 哲学ともいえる問題にまで触れてあり、しっかりした考え方の
人だなあとますます好きになりました。イラストも清潔感があって好きです。加藤えみこさんのお嬢様シリーズにも共通するものを感じます。
買わない週間を買う?と少し迷いましたが、買ってよかったです。
家具を拾ってもよいと思います
★★★★★
ゴミ置き場に捨ててある家具を持ち帰るのはマナー違反ではないと思います。
だって勿体無いもの。
カラスのようにゴミを撒き散らして物を持っていくのは違反だと思いますが。
しかし、燃えないゴミの袋の中に「九谷焼のお皿」が入っていたら・・・。
捨てた人は、自分のゴミ袋が開けられたら嫌ですよね。でも勿体無いなぁと思います。
BOOK・OFFでも引き取ってくれなかった本を業者が持ち去ったら・・・。いいんじゃないですか?それで生活できる人がいるんだから。
困るのはゴミ開けで生じるプライバシーの侵害だけです。
捨てた人がいて、ほしい人がいる。
ゴミ置き場で、家具拾いもまたありだと思います。
買えなかった
★★★☆☆
最近、家の中の片付けをしていて
余分な買い物が多すぎると反省していました。
キチキチと節約するのは息苦しく、苦手なので、
「節約」でなく「つまらないモノを買わない」というのは
気持ちが楽になるように思います。
ただ、出来たものを買わないで自分で作るほうが
ずっと良い…のはわかっているけれど、
著者のように主婦でおうちでも出来るような仕事でないと
なかなか難しいのでは?
買物は、考えなきゃ、と思う、氣づく、本
★★★★☆
買物が生活を貧しくしていく。
そんなことを感じる方には、ヒントになる本です。
著者のお話を聞いた私は、風水の生活の楽しみ方を思い出しました。
端的に言えば、
・ 良質なもの
・ 楽しいと思うもの
・ 心豊かに感じるもの
そんなものを買う。
モノを“ 消費 ”するだけではなく
モノと“ 共に生きる ”
そんな生活を旭山動物園の前園長のお話を例に挙げて
著者の金子さんは、伝えています。
さらに、こんなヒントも加えると・・
・ 左右対称に置く
・ 右を低く、左を高くレイアウトする
(部屋の中から入口に顔を向けた時向かって)
そんな、ことだけでも
簡単に心地良い部屋へのヒントが生まれます
(風水ルール。世界遺産の京都上賀茂神社は、このような配置になって
健やかさを増しています)。
「モモ」が本を書いたよう
★★★★★
難しいことも、目新しいことも何ひとつ書いていない、非常にシンプルな本です。ですが、無駄の少ない一読の価値がある本です。
安易にお金に頼ると、場合によっては生活力や想像力を殺してしまうことを著者はよく知っているのでしょう。ミヒャエル・エンデの「モモ」を思い出しました。
5章の中に、“今までお金を払って外に投げ出していた「暮らす技術」「生きる技術」を「買わない」ことによって、自分の中に取り戻す”というフレーズがあります。
この本が、単に出費を抑える技術を羅列しただけでなく「安易にお金に頼らない」というシンプルかつ実は一筋縄ではいかないテーマのためにあることがわかります。
問題は立派なお値段でしょう。タイトルもタイトルなので、買うのは非常に勇気が要ります。(コミックを読むほうが時間がかかります。)
自身が本を売るということをやっているにも関わらず、「買うことに警鐘を鳴らす」ということをやってのける勇敢な著者が好きかどうかで選ぶしかない本です。