糖質制限を実践し成功した家族の物語です。
特に真新しい情報があるわけではないので
既に糖質制限出来てる人には物足りないかも知れません。

健康な人または糖尿人の家族など糖質制限とは無縁の人で
糖尿病や糖質制限に興味がある人にピッタリな一冊だと思います。

日本初の糖質制限食コミックだそうです。
コミックですが、フィクションではなく実話・体験談です。
筆者は獣医師の卵、学生女性漫画家です。
きのとさんは江部先生のブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』にリンクを張っている実に羨ましいお方なのだ。
まだ駆け出しの（失礼！）漫画家が、誰もが憧れる超有名ビッグサイトにリンク？？
なんでかって？
それは江部先生が大の漫画好きだからです。
本著の「あとがき」で江部先生はこう告白しておられます。
「小学校のころから毎週、毎月欠かさず何冊も読んでいて、週刊少年サンデー、週刊少年マガジン、週刊少年ジャンプなどは創刊号から今にいたるまで愛読書です。一時は少女漫画にまで手を出していました。」とか（笑）。


筆者の実母が糖尿病と診断されて早や4年。
しかし今は母が病人という意識は余りないとか。
それは糖質制限に出会えたから。
「糖尿人は糖質さえ食べなければ健常であり病人ではないのです。」（江部）
この奇跡体験を漫画で世間の人々に伝えたい。
筆者のその思いがビシバシと伝わって来ます。

基礎知識が有る方ならば３０分も有れば読めてしまいます。
糖尿病人、その家族、特に小学生にはピッタリではないでしょうか。
もちろん、活字が大の苦手という大人にもお勧め出来る感動作でございます（笑）。