喘息患者必読です
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この書籍は医学書ではありません。
慢性疾患である気管支喘息との付き合い方が内容の根幹ですので、
喘息患者やその家族は是非読んでみて下さい。
初歩的な内容から、ベテラン患者さん向けの情報まで網羅されており、読み甲斐があると思いました。
気管支喘息はダニアレルギーが原因の病気で、放置すると死に至ることもしばしばです。
治ることは難しく、病気と上手く付き合い、コントロールすることにより普通に生活することが充分に可能です。
そんな大事なコントロール法を、医学的見地を絡ませて患者目線で説明してくれます。
慢性疾患への対策は、5分診療の医師との連携だけでは完全に不足です。
なるべく親身な医師を捜し、可能ならアレルギー関連の患者会に参加し、信頼できる本を読み、
病気への研鑽を深めることも重要だと感じました。
また、取り敢えず近所の医者ではなく、「専門医」を訪ねることも、とっても重要だと言うことも感じました。
「自分の命を賭ける」んですから!
必読
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より多くのぜんそくの患者さんを助けたいという筆者の熱意が伝わる本。
ぜんそくは、適切な治療法が確立されていながら、それを知らない、それを受けていない患者さんが多数いらっしゃる病気の一つといえるかもしれません。
また、発作というものがあり、それが苦しく辛いものだからこそ、発作が治まり日常に戻るとぜんそくのことを忘れてしまい、治療を怠ったり、無理をしてしまい、発作を繰り返してしまう患者さんが多いのもぜんそくの特徴といえます。
言われた薬を漫然と使うだけでなく、その薬の意味、目的、また、ピークフローやぜんそく日記で得られた客観的データを服薬や日常生活に生かすいわゆる「自己管理」が重要なポイントであるということを教えられる本である。
患者さんはもとよりそれをとりまくご家族、会社での同僚、学校の先生などなど皆さんに読んでいただきたい本です。