まいった! 笑った! 助かった! 眼からウロコ!
★★★★★
二人の相性がすごい。「夫の家族が嫌いなんですが」とか、「生活費どうしてますか」とか、普通の読者の質問にそれぞれが勝手に答えているエッセイ&漫画なのだけれど、全く違うアプローチなのに着地点が同じだったりとか、真逆だったりとか。「ああ、結婚に完全な答えってないんだな」とも感じさせられるけど、とにかく私は救われる言葉を大量に拾うことができてなんだか救われたー!
「結婚ってどうやってするの?」という40代男性の質問に答えた山本文緒、「結婚も、運動と同じで結婚神経があると思えばどうでしょう?」。
「子どもがほしいが今の生活を変えたくない」という30代女性の質問に答えた伊藤理佐、「しかし子どもがいなかったら今の生活は変わらないのでしょうか?」。
いやー、しびれましたね。私、結婚神経がないだけなんだって思えたし(笑・半分自虐)。
でも諦めませんけど・・・。
あと伊藤理佐がぐるぐるループを描いた「たまにはこの矢印をふりかえってみませんか?」
には完全に「そうですね、その通りですね」と笑っちゃうくらい楽になっちゃいましたよ。
『おいピータン』『眠れるラプンツェル』等々二人の作品はたまたま結構読んでいてかなり好きなほうだとは思っていましたが、ちょっとはまったかも。山本文緒の原稿に時々入ってくる伊藤理佐のイラストも面白い。マイケルジャクソン、最高!
続編も是非作って欲しい〜。
なんだか楽しくないなーとか、家庭が嫌だなーとか、彼や彼女とうまく行ってないなーなどという人も笑ってすっきりできるしおススメです!
私は弱っていた時に読んで救われました。友人にも勧めまくってます。