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ひとり上手な結婚

価格: ¥1,188
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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まいった! 笑った! 助かった! 眼からウロコ! ★★★★★
二人の相性がすごい。「夫の家族が嫌いなんですが」とか、「生活費どうしてますか」とか、普通の読者の質問にそれぞれが勝手に答えているエッセイ&漫画なのだけれど、全く違うアプローチなのに着地点が同じだったりとか、真逆だったりとか。「ああ、結婚に完全な答えってないんだな」とも感じさせられるけど、とにかく私は救われる言葉を大量に拾うことができてなんだか救われたー!

「結婚ってどうやってするの?」という40代男性の質問に答えた山本文緒、「結婚も、運動と同じで結婚神経があると思えばどうでしょう?」。
「子どもがほしいが今の生活を変えたくない」という30代女性の質問に答えた伊藤理佐、「しかし子どもがいなかったら今の生活は変わらないのでしょうか?」。
いやー、しびれましたね。私、結婚神経がないだけなんだって思えたし(笑・半分自虐)。
でも諦めませんけど・・・。
あと伊藤理佐がぐるぐるループを描いた「たまにはこの矢印をふりかえってみませんか?」
には完全に「そうですね、その通りですね」と笑っちゃうくらい楽になっちゃいましたよ。

『おいピータン』『眠れるラプンツェル』等々二人の作品はたまたま結構読んでいてかなり好きなほうだとは思っていましたが、ちょっとはまったかも。山本文緒の原稿に時々入ってくる伊藤理佐のイラストも面白い。マイケルジャクソン、最高!
続編も是非作って欲しい〜。

なんだか楽しくないなーとか、家庭が嫌だなーとか、彼や彼女とうまく行ってないなーなどという人も笑ってすっきりできるしおススメです!
私は弱っていた時に読んで救われました。友人にも勧めまくってます。
伊藤理佐の力作でございます ★★★★★
コミックエッセイ。
結婚生活への視線がリアルだ。
笑いというより、リアルさを追求して、
結婚をめぐる葛藤や勘違いを指摘し続けている。

経済、性、住居、親兄弟等、定番の話題をはずさず、
笑いを交えながら、
そのリアルをあからさまにレポートしている。

伊藤理佐の語り口は、
結婚後、
段々とジャーナリストのように批評的なものに変わってきたと思う。
感心するとともに、
かつての能天気さをちょっとだけ懐かしんだ。