本書では、1つのWebサイトをDreamweaverとFireworksを活用して作り上げていく過程を紹介している。Web用のグラフィックを作り、それをHTMLに埋め込み、最終的にサイトにアップするまでの流れを追いながら、操作方法を解説していく。付属のCD-ROMは本書を読みながら操作できるようになっており、両ソフトの機能をすみずみまで使えるように配慮されている。
ソフトの機能はわかっても、それをどんなときにどのように使うのかを知らなければけっきょくは使うことができない。そういう点で、実際の操作に基づいた解説をしている本書は、今までソフトを持っていてもあまり活用していなかったユーザーにとって「目からうろこが落ちる」本と言えるのではないだろうか。
実際の制作ではDreamweaverとFireworksが交互に使用されることが多いため、本書でも2つのソフトの解説が制作手順に従って交互に出てくる。そのため、わからないときに何かを調べるといった用途には使えない。しかし、両ソフトの操作をある程度知っていて、もっとレベルアップしたいというユーザーであれば、本書は少なからず役立つことだろう。初心者向けの機能解説本を読んだ後の「2冊目の本」としてぜひおすすめしたい。(上野祥子)
残念ながら、本書の内容云々以前にDWとFWが初心者向けの ソフトではなかったため、最終的に参加者たちは技術を習得できませんでした。
しかしながら、ある一定以上の技量と能力とやる気のある
方でしたら、本書と真面目に取り組むことで確実に身に付けることはできると思います。