ただ、なぜ解説しているOSが、今更「Redhat Linux 9」なのかが疑問だ。Fedoraが出てずいぶん経過している。Fedoraで無くてもVineという選択もあったハズだ。既に入手難であり、セキュリティ面でも不安の残るOSを使って解説してある所が不満だと感じた。連載記事の転用かも知れないが、それならば手抜きだと感じる。進化の早いLinuxを使っている以上、旬なOSを使って解説して欲しかった。
アパッチのインストールからログ管理・解析、セキュリティ対策、通信制御、運用管理、バックアップまで順を追って詳しく丁寧に説明されています。
特にADSLなどの上りと下りの回線速度に差があるような場合の問題点や対策方法、mod_gzipを使用した圧縮転送、mod_bandwidthによる通信帯域の制限など参考になりました。
ただ、ところどころに出てくるコラムに配置が悪く本文を読むのに弊害がある。コラムも大変参考になるので、ちょっと読みづらい構成が残念でした。