解法の手引書として使うのがよいのでは
★★★☆☆
情報セキュリティスペシャリスト試験の午後試験に絞った参考書です。
8章に分かれていて、各章ごとに問題文/設問を分解した形で解法や問題文の読み解き方のコツを解説しています。
使い方としては、本書で各章の練習問題を解きつつ、キーワードは別のノートにメモをとって、用語帳を作成するのが良いと思います。
その上で、本書だけではなく、過去問や他の問題集を多くこなすことが必要と思います。
平易な文章ですので、受験勉強の初期にペースをつかむのには良いのではないでしょうか。
なお、過去問3回分がついたのが、2009年版との違いといえるでしょう。
〔参考〕
1章 Webの私的利用への対策
2章 ボット感染とその対策
3章 認証システムに関する問題
4章 ネットワークセキュリティに関する問題
5章 ウイルス対策に関する問題
6章 通信データの保護に関する問題
7章 監査に関する問題
8章 安全なデータ転送システム
となっており、概ね試験範囲の網羅感はあります。