「チュートリアルガイド」は入門者向けのガイドとなっており、リレーショナルデータモデル、初歩的なSQL、データベースの作成と削除について書かれている。「ユーザーガイド」は構文やデータ型、関数など、SQL環境について書かれている。また、付録としてタイムゾーンと予約語の一覧がある。「管理者ガイド」はインストール及び運用について説明している。環境構築から権限の管理、バックアップやロギング、リグレッションテストまでを取り扱う範囲としている。
「プログラマガイド」は3部構成となっており、「クライアントインターフェイス」ではlibpqなどのライブラリやODBC、JDBCなどのインタフェースについて、「サーバープログラミング」では、SQLの拡張やルールシステムについて、「手続き型言語」ではPL/pgSQLなどの手続き型言語の使用法について、それぞれ説明している。
「リファレンスガイド」はSQLコマンドのリファレンスだ。SQLコマンド、PostgreSQLクライアントアプリケーション、PostgreSQLサーバーアプリケーションに大別されている。「開発者ガイド」は、PostgreSQLの開発に参加するためのガイドとなっている。システムカタログやページフォーマットの仕様、内部プロトコルやインタフェースについて書かれている。
世界中の多くの人手を経てまとめられたドキュメントだけに、全編にわたり文章にムダがなく、必要最低限の記述で十分な理解が得られるよう工夫されている。書籍化されたことでWeb版より見やすさも大幅に向上した。シーラカンス本(『PC UNIXユーザのためのPostgreSQL完全攻略ガイド』)とならび、開発者、管理者のバイブルとなることは間違いない。(大脇太一)
入門書では無いので,注意されたし.
ふと,なにかあったときに役に立ちます.
私は役に立ちました.
辞書的な使い方をするといいかも.