セキュリティの教科書,自習書,ハンドブックに最適
★★★★★
15章の構成で公開鍵暗号,共通鍵暗号,楕円曲線暗号などの暗号理論から,電子マネー,電子投票などのセキュリティ応用,TLS,IPSECなどのネットワークセキュリティ,さらにはバイオメトリクス,セキュリティ評価基準まで必要なセキュリティの項目がすべて記載されている.特に評価したいのは,特定の項目に偏ることなく,どの項目もほぼ同じ分量,レベルで記載されていること,そして演習問題の多さ.すべてに略解がついているのも魅力的.他の情報セキュリティの本と比べると値段も手頃.