実務向けBCM、BCP本としてはちょっと物足りない
★★★☆☆
おおざっぱには、前半はディザスターリカバリに必要なバックアップ技術、後半が事業継続マネジメントの紹介となっています。前半のバックアップ技術については、古典的なもので情報処理試験でもかじっている方には不要です。後半はかなり内容が薄く、事業継続マネジメントについて取り組んでみよう、BCPを書いてみようという実務者には物足りないものです。
実務者向け入門書としては次の書籍をお薦めします。
実践事業継続マネジメント―災害に強い企業をつくるために
DRについて概要を知りたい方に
★★★★☆
DRについての技術側面からBCPなどの対策案までを取り扱った本である。
DRについては、具体的に1冊の本として書かれてあるものは少なかった故に貴重な本でもある。
サイト間のレプリケーションやフェイルオーバー対策など技術的な側面に関しては、ちょっと古いと感じるもの、ネットベースの情報リソースでも探せるものが多いが、図解されてわかりやすく説明されているので、理解しやすい。
BCPなどのDR対策に関しての話には、もうちょっと図を載せる、分かり易い表現で記述するなどすれば、もっと良かったのでわ?と思う。
いずれにしても、ボリューム、価格ともハードルが高くないので、DRについて基本から学ぼうという人には良いと思われる。
企業の事業継続の進め方について本質を突いた良書
★★★★★
現代社会はコンピュータシステムに支えられているといっても過言ではありません。物を買うにせよ、公共サービスを受けるにせよ、電話をかけるにせよ、電子メールを送るにせよ、それらを背後で支えているのはコンピュータシステムです。
コンピュータの業界関係者やその構築・運用を担う者にとって、災害復旧(ディザスターリカバリ対策)は古くからあるテーマですが、特に昨今は、事業継続の観点で、コンピュータシステムを含めた事業継続計画(BCP)の策定やその運用が求められています。
本書は、筆者の豊富な経験や知識をもとに、災害復旧対策を考え、進めていく上でのヒントが、簡潔にわかりやすく書いてあります。ご自分の勤める会社で、これから事業継続について検討する立場になった方や、情報システムの観点から事業継続を勉強したい方に、ぜひお薦めしたい1冊です。
DRのガイドライン
★★★★★
小職自身IT関連に従事して20年以上になりますが、そんな中DR(Disaste Recovery)の重要性と商品提案をしてきましたが、提案者自身が言葉に躍らされてその本質を十分に理解できなかっ多様に思いもどかしさを感じていました。日経新聞の広告を見て直ぐに購入しました。予想以上の内容で目から鱗が取れた思いでした。
是非周りの人にも紹介したいと思いました。
IT業界長いだけで生きている外資系企業勤務者